美しい響きを持つ四字熟語のひとつ「百花繚乱」。
この熟語は文字通り、多様な花が咲き誇っている様をあらわしています。
そして、「百花繚乱」は情景に使用するだけでなく、人物にも異なる意味で使用する事があります。
そこでここでは、「百花繚乱」という四字熟語について解説します。
「百花繚乱」とは

(画像=『FUNDO』より 引用)
情景と人物、「百花繚乱」のそれぞれの意味について見ていきましょう。
情景に対して用いる百花繚乱
「百花繚乱(ひゃっかりょうらん)」は、豊かな花が咲き乱れる様子を表現した言葉です。
特に春になって、赤や黄色、ピンクであったり紫など多彩な花が咲いて美しい情景を作っていることに対して用いられます。
人物に対して用いる百花繚乱
「百花繚乱」は人物に対して使用される場合もあります。
その場合は、多彩な才能や魅力を持った人物が集まることであったり、幅広い分野で優れた業績を残す活躍を見せることをする様子となります。
また、美しく着飾った女性を花に例えて、パーティーやセレモニーのような華やかな場面を百花繚乱と評することもあります。
「百花繚乱」の成り立ち

(画像=『FUNDO』より 引用)
「百花繚乱」はどのようにして成立した言葉となるのかを、ここからは見ていきましょう。
「百花」が指すもの
百花繚乱の「百花」は、たくさんの花々をあらわしています。
この百科は、「百の花」といった具体的な数ではなく、多くの花や多数のものを表現するための形式的な数詞です。
「繚乱」があらわすもの
百花繚乱の「繚乱」は、盛んで活気に満ち溢れる様を意味します。
たくさんのものが乱れて入り混じった様子であったり、活発さや賑わいの表現としても使用されます。