「失恋した状況」をあらわす四字熟語

最後に、恋愛の中でも嬉しくない状況、「失恋」にまつわる四字熟語について見てみましょう。
人面桃花
「人面桃花(じんめんとうか)」とは、一度美しい女性に会った場所だからと、もう一度その場所を訪れてもその女性に会えるわけではないという意味です。
ある時、可憐な桃の花の下で美しい女性に出会った詩人の「崔護(さいご)」。
たった一度の顔を見ただけでしたが、崔護はその女性のことが忘れられなくなってしまいました。
そこで翌年、再びその女性に会おうと桃の木に向かいました。
しかし、当然ながら約束したわけでもないので崔護が恋焦がれた女性と会うことはできませんでした。
この物語、孟棨という人物がまとめたとされる「本事詩」という著作の中にある逸話のひとつで、この物語から「人面桃花」という熟語は生まれたとされます。
団雪之扇
「団雪之扇(だんせつのおうぎ)」とは、これまで受けていた男性からの愛を失った女性や顧みられることの無くなった女性のことを意味します。
前漢の皇帝・成帝からの寵愛を失った女性が、自分のことを秋になり涼しくなったことで不要になった扇に例えた事から生まれた言葉とされます。
瓶墜簪折
「瓶墜簪折(へいついしんせつ)」は、別れてしまった男女が二度と会うことがないことを意味します。
「瓶墜」は井戸の釣瓶(つるべ)が落ちてしまい二度と引き上げることができない様子。
「簪折」は、髪飾りのかんざしが折れて二度と髪飾りとして使えない様子から来ています。
まとめ
今回は、恋愛にまつわる、片思いである「恋患い」、結ばれた「両思い」、そして「失恋」と3つの要素に分けてそれぞれの四字熟語について見ていきました。
古代中国の時代から、多くの恋愛にまつわる話や言葉があったようです。
提供元・FUNDO
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