業務効率を向上させようとデジタル化が推奨される昨今。会議や商談の場でもオンラインで資料を閲覧したり、リンクを送りあったりすることが増えてきています。
たしかにPCやタブレット、スマートフォンなどを活用してメモやログを録ることは便利です。しかし、ペンと紙を使った‟手書き”はデジタルに劣るのでしょうか?
紙にペンでメモをとる行為にはどんな効果があるのでしょう。その効果のほどがわかる実証実験と書籍、実際にアナログな方法を試してみようという気持ちを高められる文房具を紹介します。
マルマン株式会社が行った実証実験
東京外国語大学の岡田昭人教授監修のもと、2つの実験が行われました。テーマは紙に書くこと×創造力の関係性。
そのうちのひとつ<言語習得を利用した紙とタブレットの「記憶」の実験>では、中長期的な記憶の刻み込みには、タブレットより紙の方が優位だと推察されました。
また、「記憶」「集中」の点において紙に書く方が、時間・速さなどの点で効果的だという示唆も与えられたといいます。
自分らしい生き方に、メモはマスト?
成績最下位の不良少年が、1冊の手帳本を読み「メモを書く習慣」に目覚め、その人生を変えた……メモをとるという行動で、自分と向き合い、現在ではふたつの企業を経営するに至ったという高田晃さんの書籍『メモで自分を動かす全技術』(明日香出版社刊・税込価格1,760円)。
メモを書く習慣が思考力を高めることにつながり、ひいては人生をデザインすることにまで及ぶと本書はいいます。自分を動かして、変えていくための方法が語られているそうです。
専門商社が手がけるノート
紙を専門に取り扱う商社が手がけるオリジナルブランド「Dressco(ドレスコ)」のペーパーノートブック。「プラチナ」は、レイド(簀の目)模様のステーショナリー用紙「スピカレイドボンド」を本文に使用しています。
滑りすぎず適度な書きごたえがあるほか、コットンを25%配合しているため柔らかく上質な風合いとなっているそうです。クラシカルな透かし模様が特長。価格はLサイズ1,760円(税込)、Sサイズ1,540円(税込)です。