U22日本代表は第19回アジア競技大会(杭州アジア大会)男子サッカー競技の決勝で韓国代表と対戦する。その韓国は準決勝でウズベキスタン代表を2-1で下したが、MFイ・ガンイン(パリ・サンジェルマン)がラフプレーを受けた影響により、日本戦を欠場するかもしれない。
グループリーグ3戦3勝の韓国は、決勝トーナメントでもキルギス、中国を下してベスト4に進出。準決勝のウズベキスタン戦ではMFチョン・ウヨン(VfBシュツットガルト)の2ゴールで勝利した一方、イ・ガンインをはじめ複数選手が再三にわたりラフプレーの被害に遭っていた。
韓国紙『朝鮮日報』によると、イ・ガンインは試合後、チームメイトと記念撮影する際にスタッフに抱きかかえられながらピッチに姿を現したとのこと。同紙は「彼は途中交代となるまで、60分間にわたりウズベキスタンの嫌がらせを受けた。足首に問題を抱えている」
「イ・ガンインが日本戦欠場となれば、代表に大きなダメージだ。日韓戦では彼の創造性とダイナミズムが特に必要となるからだ」と綴っている。また韓国メディア『OSEN』はウズベキスタンのラフプレーを「中国より酷い」と批判している。
ただ一方で、韓国代表も過去の日韓戦におけるラフプレーで何度も日本国民の怒りを買っている。特に2011年のAFCアジアカップ準決勝では、MF香川真司(現セレッソ大阪)が相手選手に右足甲を踏まれて、右足第5中足骨を骨折した。
前回のアジア大会につづき、決勝で韓国と対戦することになった日本代表。ウズベキスタン戦における韓国の消耗が激しいとみられるだけに、優勝のチャンスは大いにある。