スコットランド1部セルティック所属の日本代表MF旗手怜央は、4日開催のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第2節ラツィオ戦でスタメン出場。MF鎌田大地との日本人対決が話題を呼んだ一方、ラフプレー被害に遭ったことでも注目を集めている。
旗手はFW古橋亨梧が先制ゴールを決めた後、DFエルセイド・ヒサイとのコンタクトプレーでファウルをとられ、ラツィオにフリーキックを与えた。しかしこのシーンでは、ヒサイの右手が旗手の顔面を直撃しているにもかかわらず、VAR(ビデオアシスタントレフェリー)が介入することはなかった。
イギリス国内では、旗手のファウル判定に対する疑問の声が噴出。元審判員のスティーブ・コンロイ氏は『Bettingsites』のインタビューで「残念ながら、退場に該当する明らかな反則の見落としは、ピッチ上の審判とVARチームの両方をすり抜けてしまった」とコメントを残している。
セルティックOBのジョン・ハートソン氏は「ヒサイは明らかに旗手の顔面を殴っている。VARがこの事象をチェックしていないことに非常に驚いている」と不満をあらわにした。
なおセルティックは後半アディショナルタイムに勝ち越しゴールを許し、1-2で敗北。FW前田大然がフル出場したほか、旗手と古橋は後半途中でピッチを後に。MF岩田智輝はベンチ入りしたものの、出番がなかった。