また、流通業がクレジットカードを発行する主な目的は、そのクレカを使って提携の店舗で買い物する人を増やすことである以上、審査のハードルも幾分低くなるだろうと推測できる。

共通点2:海外旅行保険など付帯サービスがない(少ない)

審査が甘めと言われるクレジットカードは、海外旅行保険などの付帯サービスがなかったり、あっても内容が充実していなかったりすることも多い。

付帯サービスは増えれば増えるほど、クレジットカードの発行元が負担しなくてはいけないコストは多くなる。このため、付帯サービスが充実した上位ステータスのクレジットカードは審査が厳しくなるだろう。

一方、付帯サービスがあまり充実しておらず「まずは支払いに使えること」を最優先にしたクレジットカードなら、審査難易度は相対的に低くなるだろう。

もちろん、審査が甘めと言われるクレジットカードであっても、付帯サービスが充実しているものもあるため、あくまでひとつの傾向として考えてほしい。

現時点での支払能力に問題なければ作れる可能性もある

審査が甘めと言われるクレジットカードであっても、申込み時点での支払能力に著しい問題があったらさすがに作るのは難しいだろう。

しかし、支払能力に問題がないと判断されれば、作れる余地は出てくる。まずは審査が不安な人におすすめのカードを見つけて申請してみよう。

文・荒井美亜(金融ライター/ファイナンシャルプランナー)
立教大学大学院経済学研究科を修了(会計学修士)。税理士事務所、一般企業等の経理を経験して現在は金融マネー系ライターとして活動中。日商簿記検定1級、貸金業務取扱主任者(試験合格)