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赤い顔のサルは凶暴、黒い顔のサルは神様の遣い
飲酒は絶対悪、ストレス解消はマッサージで

赤い顔のサルは凶暴、黒い顔のサルは神様の遣い

インドでは街中でも山でもサルがいて、よく悪さをしています。おもしろいのが、顔の色でサルの扱いが変わることです。

ニホンザルのような赤い顔のサルは「凶悪、凶暴、絶対近づくな」と言われるのですが、顔の黒いサルは「優しいのでビスケットをあげろ、握手してもいいぞ」と言われました。

私からすると両方怖いのですが...。

黒いサルはハヌマンラングーンと呼ばれます。「ハヌマーン」というヒンドゥー教の神様の名前が入っていることからもわかるように、特にヒンドゥー教徒から手厚く保護されています。

ハヌマンラングーンは赤い顔のサル(アカゲザル)の敵だそうで、赤い顔のサルは害獣として人に悪さをすることが多いようです。敵(赤いサル)の敵(黒いサル)は味方ということで、この理論は謎というよりも、理にかなったものかもしれません。

飲酒は絶対悪、ストレス解消はマッサージで

日本ではお酒で仲を深めますが、インドでは飲酒は悪い習慣として見なされることがよくあります。特に信心深い人、年配の人、田舎出身の人にその傾向が見られます。

ある日、近所の人と出会い「今日は疲れたからこの後ビールを買いに行く」と言うと驚かれ、「そんな悪い習慣今すぐやめろ、マッサージにしておけ!」と言われました。飲酒への捉え方がまったく日本とは異なることに異文化を感じました。

と言っても都会ではパブやバーが週末には満席になり、飲酒や喫煙を楽しむ女性もたくさんいます。