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スイスで2番目に古い民宿だった「ラ・クロンヌホテル」
かつては町を見守る要塞塔「ホテル・シャトー・ギュッチュ」
スイスで2番目に古い民宿だった「ラ・クロンヌホテル」

首都ベルンから列車で40分ほど北に行ったところに、ゾロトゥルン(ソロトゥルンとも)という町があります。そこの旧市街には、石畳の小さな路地やバロック様式の建物が多くあり、ぶらっと軽く町歩きをするのにぴったりの場所。
旧市街の入り口の門近くにある旧兵器庫博物館(Alteszeughaus Museum/アルテスツォイクハウスミュージアム)のすぐ斜め前にあるのが老舗ホテル「ラ・クロンヌホテル(La Couronne Hotel)」。
民宿としてスイスで2番目に古く、1418年に創業した伝統あるホテルです。
かつてはナポレオンやイタリアの文筆家カサノバ、そして現在も活躍中の女優ソフィア・ローレンや、オペラ歌手のホセ・カレーラスなども、このホテルに滞在したことがあるそうですよ。

ラ・クロンヌホテル(La Couronne Hotel)
- 住所:Hauptgasse 64, 4500 Solothurn, Switzerland
- 電話:+41 32 625 10 10
- メールアドレス:info(at) lacouronne-solothurn.ch

かつては町を見守る要塞塔「ホテル・シャトー・ギュッチュ」

スイス中部に位置するルツェルンの町で、駅前の大きな橋を渡っていると、遠くに立派な城のようなものが見えますが、これがホテル・シャトー・ギュッチュ(Hotel Château Gütsch)です。
要塞塔として1590年に建てられた後、個人に売り渡され、ホテルに改築されました。ホテルは高台にあるため、訪れる客が容易にホテルまでたどり着けるよう、1884年にケーブルカーができ、現在も活躍中です。

1888年に火事でホテルの建物のほとんどが消失してしまったため、現在のホテルの姿は1901年に再建されたもの。南ドイツの有名なノイシュバンシュタイン城にインスパイアされたそうで、確かにそう見えます。
第一次世界大戦中は営業停止になっていたそうですが、第二次世界大戦中は主に難民や戦争犯罪者を収容する施設として利用されていました。長い歴史を生き延びてきたホテルだったのですね。
最近2度ほどリノベーションされたせいか、新しい場所と歴史を感じる古さを感じる場所が混在するホテルになっています。
見晴らしは抜群、ルツェルンの町が一望できるので、ホテル内のバーへお茶をしに来たり、お酒を楽しみに来る人たちの姿を多く見かけました。

ホテル・シャトー・ギュッチュ(Hotel Château Gütsch)
- 住所:Kanonenstrasse, 6003 Lucerne, Switzerland
- 電話:+41 41 289 14 14
- メールアドレス:info(at)chateau-guetsch.ch