メルセデス・ベンツ日本は2023年9月28日、フラッグシップセダン「Sクラス」のトップパフォーマンスモデル「メルセデス AMG S63 E PERFORMANCE Edition1」の予約注文を10月17日まで受け付けると発表した。

なお販売台数は日本は30台のみで、申し込みが30台以上になった場合は抽選販売となる。

メルセデス・ベンツ 限定30台のメルセデス AMG S63 E PERFORMANCE Edition1予約注文開始
(画像=『AUTO PROVE』より 引用)

メルセデス・ベンツのフラッグシップセダンのSクラスをベースにメルセデスAMG社がハイパフォーマンス&ラグジュアリー・セダンとして仕立てたのがメルセデスAMG S63 E PERFORMANCEだ。革新的なドライブコンセプトを基に仕上げられたメルセデスAMG S 63史上最もパワフルでダイナミックなモデルである。

パワートレインは、4.0LのV8ツインターボエンジン(612ps/90Nm)に交流同期モーターとAMG自社開発の高性能バッテリー(13.1kWh)、それに AMGの連続トルク可変配分式4輪駆動システム( 4MATIC+)を組み合わせたPHEVシステムだ。なお、エンジン側にはベルトドライブ式48Vモーター/ジェネレーターも備え、48V電装に対応している。

V8ツインターボエンジンと電気モーターの組み合わせによりシステム出力590kW(802ps)、最大システムトルク1430Nm 以上を発生。0-100km/h 加速は3.3秒となっている。

出力140kW(190ps)の交流同期モーターを含むエレクトリックドライブユニット(EDU)は、リヤアクスルに搭載され、電動シフト式2速減速トランスミッション、電子制御式リミテッド・スリップデフなどと一体化されたP3レイアウトのPHEVである。なおバッテリーによるEV航続距離はWLTCモードで37kmとなっている。

リヤアクスルのモーターのスリップ量が増えると、4輪のトラクションバランスを高めるため、電気モーターの駆動力が必要に応じてフロントホイールにかかり、連続可変トルク配分式四輪駆システムになっている。また前方へ駆動力はプロペラシャフトを介して機械的に伝達される。そして回生ブレーキ力は4段階の強さで調整が可能だ。

デザインでは、Sクラスで初めての、垂直ルーバーとセントラルスターグリルを備えたAMG専用フロントグリルを装備。ボンネット中央・先端のマスコットは、シルバークローム/ブラックのAMGエンブレムを装着。さらに、大きなサイドエアインレットを備えたジェットウィング・デザインのフロントエプロンが特長だ。

リヤエンドでは、スクエアタイプの4本出しエグゾーストエンド、縦フィンとディフューザーボードを備えたワイドディフューザーなどを装備している。

メルセデス・ベンツ 限定30台のメルセデス AMG S63 E PERFORMANCE Edition1予約注文開始
(画像=『AUTO PROVE』より 引用)

インテリアは、Sクラスらしい高い質感はそのままに、AMGならではの機能を組み合わせている。この限定モデルは特別な装飾として、AMGパフォーマンスステアリング(ナッパレザー)、AMGドライブコントロールスイッチ、AMGスポーツペダル、AMGロゴ入りイルミネーテッドステップカバーを採用。

さらにAMG専用のダイヤモンドステッチのシートに加え、AMGバッジ付き前席バックレスト、ヘッドレストにエンボス加工されたAMGロゴを備えている。また、MBUXはハイブリッドモデル専用ディスプレイを装備している。

シャシーは、フロントのエンジン下にアルミニウム製の補強プレートを装備。リヤもアンダーボディに丈夫で軽量なアルミニウム製の補強プレートを追加。サスペンションはセルフレベリング機能付きマルチチャンバー・エアサスペンションをベースに、減衰力特性の調整が可能な電子制御アダプティブダンパーと組み合わせたシステムとなっている。

さらに電子制御される電気機械式のアクティブ・スタビライザーを装備し、俊敏な走りと優れた乗り心地を両立させ、リヤアクスルには最大3度まで操舵できるリヤ・ステアリングも装備。

ブレーキは、フロントに6ピストン固定キャリパー、リヤは1ピストン・フローティングキャリパーを備えたAMG 高性能コンポジットブレーキを装備している。

価格

メルセデス・ベンツ 限定30台のメルセデス AMG S63 E PERFORMANCE Edition1予約注文開始
(画像=『AUTO PROVE』より 引用)

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