日本サッカー協会(JFA)は今月4日、MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2023 カナダ戦とキリンチャレンジカップ2023 チュニジア代表にむけての日本代表メンバーを発表。J1リーグ首位のヴィッセル神戸からは、GK前川黛也が選出された一方でJ1得点ランキング首位のFW大迫勇也は再び選外に。同クラブの戦いぶりを森保一監督が評価している。
2017年から神戸でプレーしている前川は、これまで韓国代表GKキム・スンギュやGK飯倉大樹とポジション争い。昨年6月末にミゲル・アンヘル・ロティーナ監督が解任されて以降はしばらくベンチを温めていたが、飯倉の退団もあり今季はここまでリーグ戦全試合でスタメン出場している。
一方で大迫はカタールW杯アジア予選終了後の昨年6月以降、一度も代表に招集されていないが、神戸では絶対的ストライカーとして活躍。今季もここまでリーグ戦ほぼ全試合スタメン出場で20ゴールをマーク。J1得点ランキング首位を走っているが、それでも代表復帰には至っていない。
GKシュミット・ダニエル(シント=トロイデンVV)やGK中村航輔(ポルティモネンセ)がメンバー外となるなど、ゴールキーパーの顔触れが大きく変わった今回の日本代表活動。森保監督はメンバー発表会見で「今、J1で首位を走っている神戸でゴールマウスを守っている。非常に良いプレーをしている」と前川を招集した理由を語った上で、神戸の戦い方について以下のように分析した。
「神戸は吉田孝行監督のもと戦術が徹底されており、全員がハードワークしながら粘り強く戦う、そしてアグレッシブにボールを奪いに行って攻撃を仕掛ける。粘り強く、アグレッシブという部分をチーム全体で表現されて、非常に良い戦いをしている」