オランダ1部スパルタ・ロッテルダム所属FW斉藤光毅は、パリ五輪世代にあたるU22日本代表メンバー入りが期待されているが、先月下旬に負傷。その斉藤の古巣である横浜FCが今月、同選手の移籍金を公表している。
斉藤は2020シーズン終了後に横浜FCからベルギー2部ロンメルSKへ完全移籍すると、昨年6月にロンメルからロッテルダムへ1年レンタルにより加入。2022/23シーズンにオランダ1部リーグ戦30試合の出場で7ゴール5アシストと結果を残すと、今季は5試合の出場ですでに2ゴールをマークしている。
斉藤がオランダで活躍する中、横浜FCは先月19日に「日欧マルチクラブオーナーシッププロジェクトに関するメディアブリーフィング」を開催。同クラブとポルトガル2部UDオリヴェイレンセSADの経営権を保有する『株式会社ONODERA GROUP』によるJリーグ史上初であるマルチクラブオーナーシップの取り組みを紹介しており、今月2日に公式サイトにて一部内容を公表している。
横浜FCは斉藤のような選手をアカデミーから継続的に輩出し、マルチクラブオーナーシップの仕組みによって再現性のある新しいビジネスセグメントを構築することを目指しているが、公式サイトでは斉藤の海外挑戦や移籍金の使い道について、以下のように記されている。
「横浜FCでは2020シーズンの売上高21.6億円のうち斉藤光毅選手の移籍金収入が全体の約11%を占め、彼がクラブに対して残した移籍金と連帯貢献金(12歳~23歳までの育成年代を過ごしたクラブに分配される権利)を活用し、横浜FCアカデミーが練習するグラウンドを『KOKI SAITO FIELD』として整備しリニューアルオープンしました」
するとネット上では、斉藤の移籍金収入がおよそ2億3700万円であることが話題に。「斉藤光毅のクラブに対する貢献度が凄い」「やっぱり移籍金大事だな」「横浜FCはよく移籍金明かしたな」といった声が上がっているほか、Jリーグクラブによる移籍金の公表が進む可能性を期待するファン・サポーターも多く見られる。