リオネル・メッシ 写真:Getty Images

 U-10からU-14までチェルシー・ウィメンの下部組織に所属し、2021年7月にマンチェスター・ユナイテッド・ウィメンから同クラブへの復帰を果たしたイングランド女子代表FWローレン・ジェームズが、イギリスメディア『Sky Sports』の番組で多くの2択質問に素早く答える「Quickfire Questions」に挑戦。その際、好きな選手と世界最高の選手で2択を迫られ、自身の意見を述べている。

 番組内でインタビュアーが、ジェームズが好きな選手でありチェルシーに在籍(2012-2019)していたベルギー代表FWエデン・アザール(フリー)と、歴代最多7回のバロンドール受賞(2009、2010、2011、2012、2015、2019、2021)を誇るアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)の2人の名前を挙げる。するとジェームズは、すぐに「アザール、彼の全盛期」と回答した。

 続けてインタビューが「あなたがチェルシーファンだからですか?」と聞くと「 いいえ、アザールのプレーするスタイル、ドリブルが好きだからです。メッシも好きですが、アザールは私の一番のお気に入り」と、選んだ理由について答えた。

 アザールの全盛期と言えば、チェルシー在籍時の2018/19シーズンが挙げられる。UEFAヨーロッパリーグ決勝にて2ゴール1アシストの活躍でマン・オブ・ザ・マッチに選ばれ、優勝に大きく貢献(対アーセナル4-1)。また、同大会の最優秀選手賞に選出された。

 また、同シーズンのプレミアリーグでは、チーム最多の16ゴールとリーグ最多の15アシストを記録し、歴代最多4度目となるチェルシーのクラブ年間最優秀選手賞を受賞。さらに、欧州5大リーグ(ラ・リーガ、セリエA、ブンデスリーガ、リーグ・アン、プレミアリーグ)におけるドリブル突破回数で3位となる138回を記録し、成功率は欧州5大リーグトップとなる61.61%を達成した。

 一方回答したジェームズは、チェルシーに加入した2021/22シーズンのPFA年間最優秀若手選手賞にノミネートされ、英1部ウィメンズ・スーパーリーグ(WSL)とFAカップの2冠達成に貢献。

 翌2022/23シーズンも、2月5日に行われたトッテナム・ホットスパー戦(3-2)で得意のドリブルからゴールを決め、リーグ月間最優秀ゴール賞を受賞するなどし、チェルシーは2年連続でWSLとFAカップの2冠を達成した。シーズンを通しての活躍から、ジェームズはロンドン・フットボール・アワードの女子年間最優秀若手選手とPFA年間最優秀若手選手に選出されている。