三笘薫 写真:Getty Images

 U22日本代表は今月1日、第19回アジア競技大会(杭州アジア大会)男子サッカー競技の準々決勝で、北朝鮮代表に2-1で勝利。度重なるラフプレー、日本代表スタッフへの威嚇行為、審判への執拗な抗議と、北朝鮮の暴挙に対する批判が相次いでいるが、MF三笘薫(ブライトン)の活躍ぶりよりも注目度が高いようだ。

 北朝鮮は背後からのスライディングタックルをはじめラフプレーを連発したほか、スムーズに飲料水の入ったペットボトルを渡さなかった日本のスタッフに対して、左手を挙げて殴ろうとする愚行も。主審は同国代表に計6枚のイエローカードを提示した。

 また試合後には、MF松村優太(鹿島アントラーズ)の決勝ゴールに繋がったMF西川潤(サガン鳥栖)のPK判定を巡り、北朝鮮の選手たちが声を荒げながら審判団に抗議。主審を追い回すDFキム・ギョンソクなど一部選手を警備員が制止する事態に発展した。

 TBSスポーツの公式YouTubeチャンネルでは、日本対北朝鮮のハイライト動画が公開されているが、4日6時時点で再生回数が380万回を突破。両チームのゴールシーンのみならず、北朝鮮代表選手によるファウルシーンや試合後の様子も収められている。

 一方、日本国内でプレミアリーグの試合をライブ配信する韓国メディア『SPO TV』の公式YouTubeチャンネルでは、先月24日に行われたプレミアリーグ第6節ブライトン対ボーンマスにおける三笘のゴールシーンがアップ。同選手は後半キックオフからわずか15秒での勝ち越しゴールにより注目を集めたが、こちらの再生回数は235万回となっている。

 なお森保ジャパンはFIFAワールドカップ(W杯)北中米大会のアジア2次予選で北朝鮮と対戦予定。来年3月にホームゲームとアウェイゲームが控える中、ネット上では北朝鮮の暴挙により「三笘薫や久保建英らが北朝鮮代表の悪質ファールで大怪我しないか今から心配」「北朝鮮戦で海外組は使わないで」などの声が上がっている。