北海道コンサドーレ札幌は、明治安田生命J1リーグ第29節終了時点で14位に低迷。同クラブOBのジェイ・ボスロイド氏によるミハイロ・ペトロヴィッチ監督解任論に注目が集まる中、ジェイ氏が戦術面で持論を展開。古巣に対する特別な思いを綴っている。
札幌は8月以降、リーグ戦で1勝3分4敗と苦戦。チーム全体の失点数は「53」とリーグワーストタイである。また天皇杯でベスト16敗退という結果に終わると、YBCルヴァンカップ準々決勝の横浜F・マリノス戦でも2試合合計で3-5。今季タイトル獲得の可能性が消滅しているだけに、今季ここまでの不振ぶりに一部のサポーターがフラストレーションを溜めている。
そんな中、ジェイ氏は今月3日にX(旧ツイッター)を更新。「コンサドーレについてはあまり話しませんが、今でもほとんどの試合は見ています」と切り出すと、「このリーグ順位にはとても動揺している。失点数は53でリーグワーストの得失点差だ。何も変わっていない、ミーシャの言い訳は相変わらずだ。要するに、彼はもう十分ではない、ゲームは進んでいるが、彼は進化していない」と、ミシャ監督に対して厳しい評価を下していた。
この投稿に対して、ファン・サポーターからは「帰ってきて!」「コンサドーレを助けてくれ!」という声が。するとジェイ氏は4日未明に再びXを更新。SNSで寄せられたメッセージに対して、以下のようなコメントを残している。
「いつか戻ってきて指導したい。選手たち一人ひとりと一緒に働いて、ひとつになりたい。フットボールには2つの側面がある。攻撃だけでないんだ。選手たちは人気度でクラブを選ぶのではない。(そのクラブで)自分のポジションを獲得しなければならない。私のフォーメーションは柔軟であり、それが現代サッカーだ」
「ミシャはビッグクラブに長く在籍し、一度も優勝したことがない。サンフレッチェ広島も浦和レッズも、ミシャが去った後にタイトルを獲得した。私は誰も憎んではいないが、平凡な人間や自分を生かせない人間は大嫌いだ」
「私は札幌というクラブに、下位をウロウロするのではなく、上位で戦ってほしい。もし選手たちが本音を話し、私のようにいつも従順でなければ、ほとんどの選手たちはそう思うだろう」