日本代表vs香港代表 写真:Getty Images

 U22日本代表は今月1日、第19回アジア競技大会(杭州アジア大会)男子サッカー競技の準決勝で香港代表と対戦する。その香港代表監督が、日本戦で勝利するための戦略を語った。

 日本はグループリーグでカタール、パレスチナ相手に2戦2勝。決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)でミャンマーを7-0で下すと、準々決勝の北朝鮮戦では相手のラフプレーに苦しめられたが、2-1で勝利している。

 香港はグループリーグでウズベキスタン、アフガニスタン、シリアと対戦予定だったが、アフガニスタンとシリアが棄権。ウズベキスタンと2試合戦った上で決勝トーナメントへ駒を進めると、ラウンド16でパレスチナ相手に1-0で勝利。準々決勝のイラン戦では主導権を握られたものの、後半キックオフ直後に先制。相手攻撃陣の拙攻もあり、1-0で優勝候補のイランを下した。

 香港紙『大公報』は「イラン戦の金星により、香港サッカーの限界を突破することに成功した。香港代表選手の士気は高く、今夜の日本戦でも良い結果を目指して全力で戦う」とリポート。これによると、同国代表のヨルン・アンデルセン監督は日本戦での戦い方について、以下のようなコメントを残したという。

 「我々は攻撃的なプレースタイルを維持したい。日本をナーバスな状態にするためにも、序盤からプレッシングと攻撃を続けるつもりだ。守備のみに集中していたら、他のチームのように簡単に負けてしまう」

 カテゴリーこそ異なるものの、昨年7月のEAFF E-1サッカー選手権決勝大会で国内組中心の日本に0-6で敗れた香港。イラン撃破により、チーム全体のモチベーションが高まっているだけに、日本にとって侮れない存在だ。