ランニングライフスタイルブランドの「Saucony(サッカニー)」は、コベーションバイオマテリアルズ社の“Susterraプロパンジオール”をミッドソールに使用する「Triumph RFG(RunForGood)」を発売した。同商品は、「Saucony」のオンラインショップと世界中の一部小売店で購入可能。

トウモロコシを原料とし、最もサステナブルと目される同商品は、環境への負荷軽減に高く貢献するシューズとして注目される。

サステナブル&ハイパフォーマンスを実現したシューズ

「Saucony」から登場した「Truimph RFG」は、これまでで最もサステナブルなシューズだという。同商品は、55%がとうもろこし由来の“Susterraプロパンジオール”で作られている「PWRRUN BIO+」ミッドソールを採用。これにより、環境への負荷の高いプラスチックへの依存を制限する。

「Saucony」は、2025年までに製品の90%にオーガニック、リサイクルまたは再生可能素材を使用し、2030年までにそれを100%にするという目標を掲げている。同商品は、その最新のサステナビリティーゴールの一環として開発された一足となる。

ミッドソールフォームは、100%デントコーン由来の“Susterraプロパンジオール”で作られている。また、合成底と同じレベルのパフォーマンスをランナーに提供するアウトソールも、80%は天然ゴムだ。

環境負荷の軽減に貢献する“Susterraプロパンジオール”

“Susterraプロパンジオール”の特徴は、USDA認証済み、デントコーン由来の100%バイオベース製品であること。BIO-PDOは石油を使用せず、幅広いポリウレタン用途に高性能でサステナブルなソリューションを提供すること。

また、柔軟性と引き裂き強度、強力な耐久性と接着性、柔軟性と透明性、耐摩耗性が向上していること。さらに、一般的な石油化学原料の代替品である 1,4-ブタンジオール(BDO)と比較して、クレードルからゲートまでの温室効果ガス排出量が48%少ないことが挙げられる。

「Truimph RFG」は、10月4日(水)~10月6日(金)に、幕張メッセ5ホールで開催される「第3回サステナブルマテリアル展」。そして、10月10日(火)~10月12日(木)に、東京ビッグサイト東ホールで開催される、「サステナブルファッションEXPO」のコベーションバイオマテリアルズ社ブースにて展示する。

環境への意識が高いランナーなら、化石燃料への依存を減らすという共通の使命を抱きつつ、同商品を使用してみてはいかがだろう。

(高野晃彰)