ジェイ・ボスロイド 写真:Getty Images

 北海道コンサドーレ札幌は先月30日に行われた明治安田生命J1リーグ第29節で、柏レイソルに1-2で敗北。リーグ14位に低迷する中、同クラブOBのジェイ・ボスロイド氏がミハイロ・ペトロヴィッチ監督解任の必要性に言及した。

 札幌はリーグ戦29試合を終えて8勝9分12敗。夏の移籍ウィンドウでGKク・ソンユンやMF金子拓郎ら複数選手が退団すると、8月以降はリーグ戦で1勝3分4敗。天皇杯でベスト16敗退という結果に終わると、YBCルヴァンカップ準々決勝の横浜F・マリノス戦でも2試合合計で3-5。今季タイトル獲得の可能性が消滅している。

 古巣札幌に対して、これまで何度も叱咤を飛ばしてきたジェイ氏。ペトロヴィッチ監督による攻撃重視のプレースタイルによる弊害も訴えており、8月19日の京都サンガ戦後にはX(旧ツイッター)で「ディフェンスが壊滅的」と警鐘を鳴らしていた。

 そんなジェイ氏は、今月3日に再びXを更新。「コンサドーレについてはあまり話しませんが、今でもほとんどの試合は見ています」と切り出すと、「このリーグ順位にはとても動揺している。失点数は53でリーグワーストの得失点差だ」と守備面のスタッツに注目している。

 その上で「何も変わっていない、ミーシャの言い訳は相変わらずだ。要するに、彼はもう十分ではない、ゲームは進んでいるが、彼は進化していない」とミシャサッカー限界説を唱えると、「帰ってきて!」「コンサドーレを助けてくれ!」「札幌が好きだから、ここまで言ってくれのかな」などのメッセージが寄せられている。

 2017シーズン途中から2021シーズン終了後まで札幌でプレーし、同クラブのJ1定着に大きく貢献したジェイ氏。オブラートに包むことなく古巣の問題点に鋭く切り込んでいるだけに、ファン・サポーターにとって貴重な存在だ。