ゴンサロ・イナシオ 写真:Getty Images

 マンチェスター・ユナイテッドが、スポルティングCPに所属するポルトガル代表DFゴンサロ・イナシオ(20)の獲得に興味を示しているようだ。イギリス『サン』が伝えた。

 昨夏に加入したアルゼンチン代表DFリサンドロ・マルティネスが長期離脱しているユナイテッド。加えて、元フランス代表DFラファエル・バランはフィットネスに問題を抱えており、イングランド代表DFハリー・マグワイアはエリック・テン・ハグ監督の下で序列を低下させている。

 そのなかで、オランダ人指揮官は守備強化を望んでおり、契約解除金が6000万ユーロ(約94億1000万円)に設定されているイナシオ獲得に向けて準備を進めているという。ポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスと同じ代理人を持つ同選手もプレミアリーグ移籍を熱望しているという。

 そして、ユナイテッドは今月4日に開催されるUEFAヨーロッパリーグのアタランタ戦にスカウトを派遣する予定だという。また、ユナイテッドとスポルティングはポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの取引以降、良好な関係を築いているようだ。

 スポルティング下部組織出身のイナシオはビルドアップ能力の高さや対人守備が魅力的なセンターバックで、2020年にトップチーム昇格を果たすと、今季もここまで公式戦8試合に出場。また、今年3月にはポルトガル代表デビューを果たすと、DFながら3試合で2ゴールを記録している。