ガブリエル・シャビエル 写真:Getty Images

 かつて北海道コンサドーレ札幌や名古屋グランパスでプレーしていたブラジル人MFガブリエル・シャビエルが、ブラジル2部シャペコエンセを退団してフリーになっている。

 同選手は2017シーズンから5年間にわたり名古屋に在籍したほか、2022シーズンは札幌でプレー。昨年9月以降に本来のパフォーマンスを取り戻してシーズンを終えたものの、今年1月に退団していた。

 ブラジル帰国後しばらくフリーだったシャビエルだが、今年4月にシャペコエンセと7カ月間の短期契約を締結。しかしブラジル2部リーグ戦で9試合の出場にとどまったほか、6月以降は大半の試合でベンチ外と厳しい立場に置かれていた。

 ブラジルメディア『nd+』によると、シャビエルは家庭の事情によりシャペコエンセ幹部に対して退団を申し入れ。両者は先月はじめに契約解除で合意に達したという。

 なおシャビエルは札幌退団後、一時期Jリーグクラブ移籍が噂されていた。同選手の父親が今年3月11日時点でアビスパ福岡のインスタグラムアカウントをフォロー。他のJリーグクラブでは在籍歴のある名古屋と札幌しかフォローしていないこともあり、SNS上で福岡移籍を予想する声が沸き起こっていたが、実現には至らなかった。

 シャビエル本人はブラジルメディアのインタビューにて、札幌退団の理由が妻の妊娠であることを明かしていた。シャペコエンセ退団理由も踏まえると、Jリーグ再挑戦の可能性は低いと考えられる。