横浜F・マリノスはJ1連覇を目指す中、今月3日開催のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)東地区グループステージ第2節で中国1部・山東泰山と対戦する。中国におけるアウェイゲームでの苦戦が予想される中、山東泰山は元ベルギー代表MFマルアン・フェライニを欠いているようだ。
横浜FMは先月19日にホームで行われたACLグループステージ第1節で、韓国1部・仁川ユナイテッドに2-4と敗北。その後、24日のJ1第28節・鹿島アントラーズ戦では勝利したものの、29日の第29節ヴィッセル神戸戦は0-2で終了。J1首位との直接対決で敗れた影響が心配される中、中国強豪クラブとの対戦に臨む。
一方の山東泰山は今季、中国1部リーグ27試合を終えて首位から勝ち点8差の2位。国内カップ戦でも決勝まで勝ち上がっているため、先月中旬以降は過密日程での戦いを余儀なくされている。
中国メディア『捜狐』によると、山東泰山の中心選手であるフェライニが個人的な問題で突如ベルギーに帰国したとのこと。フェライニ不在の影響について、同メディアは以下のように綴っている。
「山東泰山の戦術システムにおいて、フェライニの役割は非常に重要。そのことは今季ここまで多くの試合で証明されている。彼はもうすぐ36歳になるにもかかわらず、いまだに第一線でプレーし続けている」
「フェライニ不在の横浜FM戦は、山東泰山にとって試練であると同時にチャンスだ。強力な相手と対戦する前に、フェライニ抜きでフォーメーションと戦術的なプレーを練習する必要がある」
フェライニはかつてエバートン、マンチェスター・ユナイテッドなどでプレー。2019年から山東泰山に在籍しており、2021シーズンにはキャプテンとして、リーグ戦、カップ戦と中国国内2冠達成に大きく貢献。今季もリーグ戦24試合出場で11ゴールをマークしているが、今季限りでの退団が既定路線と報じられている。