日本代表FW前田大然ら擁するセルティックのライバルクラブであるレンジャーズは、今月1日にマイケル・ビール監督を解任。後任候補に横浜F・マリノス率いるケビン・マスカット監督が浮上と、現地で報じられている。
セルティックにリーグ連覇を許したレンジャーズは、今季ここまでリーグ戦7試合を終えて4勝3敗。先月3日のダービーマッチでセルティックに敗れたほか、先月30日のアバディーン戦ではMFスコット・ライトの退場も響き、1-3と敗北。首位セルティックから勝ち点7差の3位に甘んじる中、クラブはアバディーン戦の結果を踏まえて監督交代に踏み切っている。
すると英メディア『トークスポーツ』は、「マスカットはレンジャーズと新監督就任について話すことに興味がある」と報道。日本代表DF菅原由勢擁するAZアルクマールのパスカル・ヤンセン監督も候補に浮上している一方、元ブライトン指揮官のグレアム・ポッターを招へいする可能性は低いという。
またレンジャーズOBのバリー・ファーガソン氏は、マスカット監督招へいの可能性を前向きに捉えている模様。英メディア『ゴーラジオ』のインタビューで以下のようなコメントを残している。
「マスカットについて一つ言えるのは、熱い男であるということだ。それに彼には経験がある。彼は監督になってから10年ちょっとなので、新人監督というわけではない。オーストラリアで監督の経験を積み、アンジェ・ポステコグルー監督の古巣(横浜FM)でタイトルを獲得している」
マスカット監督は、2002年7月から1年間レンジャーズでプレー。現役引退後、オーストラリア1部メルボルン・ビクトリーでポステコグルー監督のもとコーチを務めていた過去を持つ。
先月はじめにもレンジャーズ行きの可能性が報じられたマスカット監督。横浜FMはJ1連覇を目指しているだけに、少なくとも今季いっぱい同監督をチームに留める方針であるかもしれない。