▽政府支出
・政府支出 3.3%増、4四半期連続でプラス、前期は4.8%増 あ連邦政府 1.1%増(防衛支出は2.3%増、非防衛財は0.4%減)、4四半期連続でプラス、前期は5.2%増 あ州/地方政府 4.7%増、4四半期連続でプラス、前期は4.6%増
GDP価格指数は前期比年率1.7%の上昇と、市場予想の2.0%を下回り前期の4.2%からも低下した。PCE価格指数は前期比年率3.7%上昇し、2021年Q1以来の水準に鈍化した。
――国内の民間最終需要(変動の大きい在庫投資や政府支出、純輸出を除く)はQ2に前期比年率2.3%増と2四半期連続で増加し、成長率の2.1%増を小幅に上回りました。個人消費が弱かったものの、設備投資など企業支出が支えた格好です。

チャート:国内の民間最終需要(変動の大きい在庫投資や政府支出、純輸出を除く)、成長率と同程度に(作成:Street Insights)
また、国内所得は同0.7%増と、こちらも2四半期連続で増加しました。

チャート:国内所得は2四半期連続で増加(作成:Street Insights)
なお、GDPは年次基準の改定により、基準年は2012年から2017年に変更されました。結果、実質GDP成長率は2017~22年の平均は2.2%増と、従来の2.1%増から上方修正されました。しかし、2020~22年のQ1がそれぞれ個人消費の押し下げにより、下方修正されました。
編集部より:この記事は安田佐和子氏のブログ「MY BIG APPLE – NEW YORK –」2023年9月30日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はMY BIG APPLE – NEW YORK –をご覧ください。
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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