ひらがなで「できる」と書く場合

「出来る」と「できる」、文中で使うならどちらが正しい?その違いや使い分けとは
(画像=『FUNDO』より 引用)

では、ひらがな表記「できる」を使うべきシーンとはどのような時なのでしょうか?

動詞・副詞として用いるなら「できる」

「できる」というひらがな表記は、動詞や副詞として用いる場合に使います。
例えば、何かに対して「○○することができる」など、動詞として用いる場合はひらがな表記とするのが一般的です。

「スポーツができる」「料理ができる」などでもそうですね。

前述の『出来るの意味』でまとめた、「自然発生」「出現」「生産」「完成・成立」「可能性」などは、いずれも動詞や副詞の意味なので「できる」とひらがな表記となります。

公文書でも動詞や副詞の場合「できる」と書く

公文書でもひらがなで表記するのが一般的です。

平成22年に出された、各行政機関作成の公用文における漢字使用に関する「常用漢字表」で、"ひらがな表記を使う"と定義しています。
そしてまた、昭和56年に出された旧来のものにも「できる」は記載されていました。

このひらがな表記による使い分けというのは、近年生まれたものではないようです。

漢字とひらがなで使い分けが必要な言葉

「出来る」と「できる」、文中で使うならどちらが正しい?その違いや使い分けとは
(画像=『FUNDO』より 引用)

その他にも漢字とひらがなで使い分けが必要な言葉があります。
以下で、その代表的なものをご紹介していきます。

「頂く」と「いただく」

「頂く」は、食べることや飲むことの謙譲語として使う言葉です。
その他にも、もらうことに対する謙譲語としても使います。

「いただく」は、「ご覧いただく」や「お越しいただく」など尊敬語として使う言葉です。
主に補助動詞として使う言葉となるため、「頂く」と「いただく」には使い分けが必要となります。

「下さい」と「ください」

「下さい」は動詞として使う言葉で、「ください」は補助動詞として使う言葉です。
「もらう」という意味なら「下さい」を使うこともあるのですが、何かをしてもらう際などには「ください」を使うのが一般的となっています。

まとめ

「出来る」や「できる」は同じ意味の言葉なのですが、漢字やひらがなで使い分けが必要です。
名詞の場合は「出来」を、動詞なら「できる」となります。

提供元・FUNDO

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