富山市のスモールラグジュアリーホテル「リバーリトリート雅樂倶」は、ホテル内の「カフェリヴィエール」にて、ヨーロッパより招いた2名のシェフとのコラボランチを開催する。
Alexander Gershberg(アレクサンダー・ガーシュバーグ)氏と茉莉花氏が展開する、麹と発酵にまつわるメニューを楽しめるのは11月19日(日)の1日限定、くわえて30人限定のランチとなる。
他ではなかなか食べられないようなアーティスティックなランチになりそうだ。
「Cosy Koji」にまつわる麹と発酵のアートランチ
今回開催されるランチはアートランチだ。「Cosy Koji」と呼ばれる身体的な多感覚体験の中で、その食感、熱、時間、精神を食を通して味わうことで、ゲストを麹発酵の独自な世界観へと誘うという。
世界を移動する本であり、食卓である「Cosy Koji」
「Cosy Koji」は、元は2021年に限定出版された、茉莉花と世界の発酵家たちによるビジュアルコラボレーションを指す。麹を題材とし読み手の感覚に訴えかけたその本は「幻の麹本」となっており、現在8冊が移動図書として愛好家たちの間で貸し出され、8つの大陸でそれぞれの移動を続けている。
その本が移動を続けるように、ガーシュバーグ氏と茉莉花氏は麹を取り巻く味噌、醤油、日本酒、甘酒、みりんなど、日本の麹発酵醸造方をベースに、茉莉花氏がヨーロッパで10年以上かけて探求してきたユニークな製法を生かした発酵醸造調味料と、長年のプラントベースキュイジンシェフとしてのガーシュバーグ氏の巧みな技術と経験を掛け合わせ、新鮮な調理法とメニューを提案し続けているとのこと。
「Cosy Koji」とは、食、動き、言葉、テキスタイルで書かれた詩の織りなす表現方法であり、ともに体験する食卓なのだ。
ヨーロッパから来日する2人のシェフ
今回のランチイベントでは、欧州から2人のシェフが来日して腕を振るう。
アレクサンダー・ガーシュバーグ氏
ヴィーガン・シェフ、料理講師、作家のガーシュバーグ氏はロシアで生まれ、イスラエルで育ち、2006年にアムステルダムに移住した。
過去11年にわたり、さまざまな創造的で革新的な料理プロジェクトを立ち上げ、国際的な評価を得ている。
同氏の料理スタイルは豊かで創造的、ダイナミックで味わい深いが特徴。今年初めに英語で出版された最新の料理本『Plantbased』は、現在世界中で販売されている。
茉莉花氏
Malica ferments主催、麴学研究家の茉莉花氏は、欧州と日本を中心に旅しながら“Kojiology(コージオロジー)”、つまり麴学、あるいは麴論を独自の哲学として共有し続けている。
シェフから主婦まで幅広い層を対象に糀・味噌・醤油などの発酵教室を行い、暮らしの中の発酵、発酵する生き方を伝える。2021年には仲間と共に前述のアートブック「Cosy Koji」を限定出版し、世界各国に配布した。
麹発酵の世界が垣間見えるコラボランチを食べに、富山まで行ってみたい。
Cosy Koji コラボランチ
開催日時:11月19日(日)11:30 ※終了予定時間15:00
会場:リバーリトリート雅樂倶内「カフェリヴィエール」
所在地:富山県富山市春日56-2
参加費:1人あたり10,000円(税込)
予約方法:電話もしくはメール
TEL:076-467-5550
(Mayu)
※人数に達し次第受付を終了する