日本橋三越本店では、10月4日(水)~16日(月)の期間、本館6階 美術特選画廊において「三越創業350周年記念 薩摩焼 十五代 沈壽官展」を開催する。
十五代 沈壽官氏の作品をゆっくりと堪能しに日本橋三越本店へ足を運んでみてはどうだろう。
珠玉の作品の数々を展覧し販売珠玉の作品の数々を展覧し販売
400年以上の歴史を持つ薩摩焼の名窯「沈壽官窯」。同展では、脈々と伝わる技術と精神を受け継ぎ、現代に生きる薩摩焼の表現者として、その可能性を模索し続ける珠玉の作品の数々を展覧し販売の作品を紹介する。
精緻な超絶技巧が施された透かし彫り香炉をはじめ、茶碗・花器など、珠玉の作品の数々を展覧し販売する。
白く美しい陶器に、鮮やかな絵付けや繊細な彫りが施された白薩摩、黒い光沢を放ち、素朴なぬくもりを感じさせる黒薩摩。400年以上の歴史を紡いてきた薩摩焼は、国内外で高い人気を誇り、多くの人々の心をつかんで離さない国指定の伝統工芸品だ。
薩摩焼を代表する窯元が沈壽官窯
その薩摩焼を代表する窯元が沈壽官窯。細部にまで美意識が貫かれ、その技術の高さが世界的にも広く知られている。
その歴史は、薩摩藩主・島津義弘が、朝鮮半島から陶工を連れ帰ってきたことに始まる。
沈家は代々、薩摩藩焼物製造細工人としての家系をたどり、幕末期には薩摩焼の振興に大きな貢献を果たした十二代 沈壽官を輩出。革新的な発想と技術で新たな作品を生み出し、薩摩焼を海外に広めました。その後も、十三代、十四代と伝統が引き継がれ、現在は、十五代 沈壽官氏がその技術と精神を受け継ぎ、現代に生きる薩摩焼の表現者として、新たな境地を切り拓き続けている。
三越の歴史も、創業より変わることのない「まごころの精神」を受け継ぎ、時代の変化にあわせて「革新」を繰り返しながら人々の豊かな暮らしの文化を提案してきた「伝統と革新」の歴史だ。創業から350周年の節目の年を迎え、沈家の技術と精神を受け継ぎ、その可能性を模索し続ける高い精神性が宿る薩摩焼 十五代 沈壽官氏の世界を紹介する。
また、三越創業350周年を記念し、来年(2024年)の干支「龍」の香炉を35点限定販売する。
三越創業350周年を記念し開催される同展へ訪れ十五代 沈壽官氏の作品の世界観に浸りたい。
三越創業350周年記念 薩摩焼 十五代 沈壽官展
開催日時:10月4日(水)~16日(月)午前10時~午後7時※最終日午後5時終了
会場:日本橋三越本店 本館6階 美術特選画廊
所在地:東京都中央区日本橋室町1-4-1
ギャラリートーク
開催日時:10月7日(土)午後2時~・10月14日(土)午後2時~
(角谷良平)
※価格はすべて税込
※都合により、イベントの内容が変更となる場合がある