チェルシーが、ナポリに所属するナイジェリア代表FWビクター・オシムヘン(24)の獲得に興味を示しているようだ。イギリス『ガーディアン』が伝えた。
今夏もクラブ史上最高額でエクアドル代表MFモイセス・カイセドを獲得するなど大型補強を敢行したチェルシー。だが、マウリシオ・ポチェッティーノ氏を新監督に任命して臨んでいる今季は、開幕前にフランス代表FWクリストファー・エンクンクの負傷離脱も響いて得点力不足に苦しみ、ここまで6試合消化時点で1勝しかできていない。
チェルシーの上層部はポチェッティーノ監督を信頼しているものの、この問題を解決するために1月に実績のあるストライカーの獲得に動く模様。そのなかで、現在出場停止処分中のブレントフォードでプレーするイングランド代表FWイバン・トニーとともに、クラブと衝突したオシムヘンをリストアップしているようだ。
2020年夏にリールからナポリに加わり、昨季は26ゴールを決めてセリエAの得点王に輝いたオシムヘン。24日に開催されたセリエA第5節のボローニャ戦後にナポリが同選手を侮辱するような動画を投稿すると、選手の代理人が法的措置も辞さない姿勢を見せるなど大騒動に発展した。
その後、ナポリは選手を侮辱するつもりはなかったと公式声明。その後、ナイジェリア代表FWは自身のSNSで「ナポリの人々は僕にたくさんの愛と優しさを示してくれたし、僕らの間に誰も入ることは許さない。誇りを持って身につけているバッジへの愛は揺るぎないものだ」などとクラブ愛を語っている。