清水エスパルスからブレンビーIFへ完全移籍したU22日本代表MF鈴木唯人は、今月1日のデンマーク1部リーグ戦で1ゴールをマーク。試合後、ブレンビーIF指揮官が同選手のクオリティを評価した一方、今後の課題に言及している。
鈴木はリーグアン(フランス1部)ストラスブールでプレーしていたが、出場機会に恵まれず、今年6月末で期限付き移籍期間満了により退団。一旦清水に復帰しJ2リーグで数試合プレーしたが、8月にブレンビーIFへ完全移籍している。
そのブレンビーIFでは、8月28日のリーグ戦でデビューすると、9月18日のカップ戦では移籍後初ゴール。27日の試合でもゴールネットを揺らすと、今月1日のビドーベIF戦でも71分からピッチに立ち、2-1で迎えた86分に追加点を奪った。
デンマークメディア『3ポイント』によると、ブレンビーIFのイェスパー・サンスン監督は試合後、鈴木について以下のように評したという。
「鈴木は、フランスで半年過ごしたとはいえ、文化的にもプレーの面でも全く異なるところから来た選手である。しかし、彼は本当に優れた資質とテクニックを持ち、両足でしっかりとフィニッシュできる」
「彼は先日(9月27日)のカップ戦でもゴールを決めた。もちろん信頼できるサブがいることは我々にとって重要なことであり、鈴木はそのような選手だ。ただデンマークのリーグやチームメイトについてもっと知る必要がある」
なお鈴木は先月、U23日本代表に招集され、AFC U23アジアカップ予選2試合でプレーしている。パリ五輪出場が期待される同選手の今後から目が離せない。