ヤマハ発動機株式会社は、現在Moto3世界選手権に参戦中である佐々木歩夢選手との契約を締結し、2024年シーズン「Correos Prepago Yamaha VR46 Master Camp」より、Moto2世界選手権に出場することを決定した。佐々木選手は2023年シーズンを含め、Moto3にレギュラーライダーとして7シーズンにわたって参戦しており、2022年シーズンはオランダGPとオーストリアGPでの2勝を含め、9回表彰台に立ち自己最高の238ポイントを獲得してランキング4位。また、今シーズンは、4度の2位と3度の3位で7度の表彰台を獲得し、ランキングではトップから1ポイント差の3位につけている。このような経歴から、二輪レースの世界最高峰であるMotoGPでの活躍を目指して、Moto2で経験を積みスキルを磨く「Correos Prepago Yamaha VR46 Master Camp」への加入が決定した。今後の佐々木選手の活躍に期待だ。
Moto2世界選手権 2024年、 Correos Prepago Yamaha VR46 Master Campから佐々木歩夢選手が参戦
ヤマハ発動機株式会社は、現在Moto3世界選手権のチャンピオン争いを繰り広げる佐々木歩夢選手との契約を締結し、2024年シーズンは、佐々木選手が「Correos Prepago Yamaha VR46 Master Camp」からMoto2世界選手権に出場することを決定しました。
佐々木選手は2023年シーズンを含め、Moto3にレギュラーライダーとして7シーズンにわたって参戦しています。2022年シーズンは、オランダGPとオーストリアGPでの2勝を含め、9回表彰台に立ち、自己最高の238ポイントを獲得してランキング4位に入りました。
そして今シーズンは、4度の2位と3度の3位で7度の表彰台を獲得し、ランキングではトップから1ポイント差の3位につけています。
佐々木選手は、このような経歴と22歳という年齢から、若い才能が二輪レースの世界最高峰であるMotoGPでの活躍を目指して、Moto2で経験を積みスキルを磨く「Correos Prepago Yamaha VR46 Master Camp」への加入が決定しました。
佐々木歩夢選手談
「ヤマハの一員になれてとてもうれしいです。このチャンスを与えてくれたヤマハに心から感謝します。長い間、Moto2へのステップアップを望んでおり、チームを探していたので、このチームのために走ることを発表できてとてもうれしく思います。常に挑戦していくことが目標ですが、難しい1年になることはわかっています。早く学んで、チームとともにいい仕事ができるとことを願っています」
小野哲談(ヤマハ発動機 MS戦略部長)
「2024年、佐々木歩夢選手がCorreos Prepago Yamaha VR46 Master Campに加入することが決定しました。佐々木選手はモータースポーツ界ではすでによく知られた存在で、今年でMoto3参戦7年目となり、その才能、経験、安定感から、Moto2にステップアップするにふさわしい人材であると判断しました。今シーズンはこれまでに7回の表彰台を獲得し、Moto3のチャンピオン争いに加わっています。2024年は、彼がMoto2でも同じような結果、いやそれ以上の成果を残せるようにサポートしていきます。今シーズン終了後、佐々木選手と仕事ができることが楽しみです」
ライダープロフィール
生年月日:2000年10月4日
国籍:日本
ゼッケン:71
ニックネーム:CRAZY BOY
GPデビュー:2016年/マレーシアGP(Moto3)
2016年、負傷したE・バスティアニーニ選手の代役として、Gresini RacingからマレーシアGPでMoto3にデビュー。その1年後、2017年にSepang Racing Teamからレギュラー参戦することになりました。佐々木選手はルーキーながらも、8度のポイント獲得、その内2度はトップ10入り(ムジェロ8位、フィリップアイランド7位)を果たし、32ポイントを獲得してランキング20位でルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得しました。
2018年のMoto3もSepang Racing Teamから参戦し、佐々木選手は再び8度の入賞を果たし、3度のトップ10入り(オーストリア7位、カタール8位、もてぎ9位)を果たし、ランキング20位(50ポイント)でシーズンを終えました。
Petronas Sepang Racing Teamでの2019年はさらに調子を上げ、ポイント獲得11回、その内、トップ10フィニッシュ5回(アルゼンチン5位、イギリス6位、オーストラリア7位、バルセロナ8位、ドイツ9位)をマークしたほか、ドイツではポールポジションを獲得。ランキングは62ポイントで20位となりました。
佐々木選手は2020年と2021年にRed Bull KTM Tech3で活躍。2020年は、ポイント圏内に8回、トップ10に3回入り、アラゴンでは1位からわずか0.051秒差の2位でMoto3初表彰台に立つなど、52ポイントを獲得してランキング16位。2021年は、ドーハ7位、ポルティマオ4位、ヘレス5位、ル・マン5位、ムジェロ4位と好スタートを切りました。しかし、続くカタルニアGPで佐々木選手はアクシデントに見舞われてしまいました。このアクシデントで、その後の2レースは欠場したものの、スティリアで復帰して5位、第13戦アラゴンで3位表彰台を獲得。やや混乱したシーズンでしたが、120ポイントを獲得してランキング9位となりました。
2022年、佐々木選手はSterilgarda Husqvarna Maxに移籍し、これまでで最高のシーズンを送りました。オランダとオーストリアでの2勝を含む9回の表彰台に立ち、238ポイントを獲得してランキング4位となったのです。
そして2023年はLiqui Moly Husqvarna Intact GPカラーをまとい、Moto3に参戦。日本GPを前に、ランキングはトップ2台からわずか1ポイント差の3位と、タイトル争いに加わっています。
リリース提供元:ヤマハ発動機株式会社