二本松の老舗酒蔵「大七酒造」が、パリの最⾼級ホテル「オテル・ドゥ・クリヨン(Hôtel de Crillon)」とのコラボを実施。同ホテルの各施設にて、⽇本酒をフィーチャーするイベントを開催する。
開催期間は、“日本酒の日”である10月1日(日)から10月15日(日)まで。ラグビーW杯2023が開催されているフランスで、日本の名酒とフレンチの上質なマリアージュを楽しんでみたい。
日本酒の魅力を広く伝える相思相愛な関係
1752年に創業した大七酒造は、日本酒のもっとも正統かつ伝統的な醸造法である「⽣酛造り(きもとづくり)」にこだわり続け、国内はもとより、世界からも⾼い評価を得ている老舗酒造だ。
一方、ルイ15世の要請で1909年に創業したオテル・ドゥ・クリヨンは、コンコルド広場を⾒下ろす場所にたたずむ最高級ホテル。2017年には4年にわたるリニューアルを完了し、フランス伝統の優雅なライフスタイルを新たな時代へと継承している。
そして、2017年のリニューアルを機に、それまでは粗悪な蒸留酒と混同されがちだった日本酒を、欧州産ワインと同等と位置付ける先進的な取り組みを実施。
その中心にいたのが、同ホテルのソムリエ⻑にして日本酒の権威としても知られるグザヴィエ・チュイザ⽒であり、「箕輪⾨(みのわもん)」や「妙花闌曲(みょうからんきょく)」といった大七が誇る生酛造りの純⽶⼤吟醸だ。
「⼤七」の⽇本酒や酒粕を活かした上質なマリアージュ
今回のコラボでは、⽇本酒をフィーチャーするイベントを同ホテルとして初開催。世界中から訪れる美⾷家に向け、⼤七の⽇本酒や酒粕を活かした、上質かつ新鮮味のあるマリアージュを提案している。
目玉企画は、10月5日(木)に開催されるチュイザ⽒による一夜限りの特別ディナーで、高級フレンチと⼤七の⽇本酒4品ならびに梅酒1品とのマリアージュが楽しめる。
また、ミシュラン一つ星レストランの「レクラン(L’Ecrin)」では、大七の「純⽶⽣酛 CLASSIC」と合わせるために創作したというフォアグラ料理や、「とろける酒粕・純⽶⼤吟醸」と混ぜ合わせたバターが提供される。
その他、「箕輪⾨」と⽣牡蠣のマリアージュや「⽣酛梅酒」をフィーチャーしたアフタヌーンティーなどが、同ホテルの各施設にて味わうことができる。
イベント期間中にパリへの旅行や出張を予定している人は、日本とフランスを結びつける「オテル・ドゥ・クリヨン」にも足を運んでみたい。
大七酒造×オテル・ドゥ・クリヨン
(zlatan)