【brand pickup】
トライアンフが誇るストリートファイターである新・旧Street Triple 765オーナーはもちろん、トライアンフ・ロードスターズ車両(Speed Tripleシリーズ、Street Tripleシリーズ、Daytonaシリーズ、Trident 660等)に加えて、サーキット走行を楽しみたい全ての大型バイク(401cc以上)を対象とした、トライアンフのライディングスクール【Triumph Riding Academy】が今年も開催された。
当スクールでは経験豊富なインストラクターによる個別の指導や、サーキット走行に必要な基本的な知識とテクニックだけでなく、安全走行のノウハウについても学ぶことができる。

Triumph Riding Academy 2023 : Report

Triumph Riding Academy 2023の開催当日はあいにくの雨模様となったのだが、受付の開始する8時前からトランポだけでなく自走で来場する参加者の姿も多く、それぞれ着替えや走行の準備を始める会場はすでに賑わっていた。

9時ちょうどに始まったブリーフィングではTriumph Riding Academy 2023の講師を務めるライディングアカデミー東京主宰 バイクジャーナリストのケニー佐川こと佐川健太郎さんをはじめ、テクニカルアドバイザーとして参加する日比 真英さん、ノア セレンさんからも共通して「本日はあいにくの雨ですが、実は雨の日の方が練習になる」という激励の言葉から始まる事となった。

ライディングの基礎からしっかり学べるので、サーキット初心者でも安心!

Triumph Riding Academyではコースに入っていきなり走り出すのではなく、午前中は教室での座学と実車を使ったレッスンによってライディングの基礎をしっかりと学ぶことができるので、これならサーキット走行が初めての参加者でも安心して走行することができそうだ。

スポーツ走行の基本となる車体へのトラクションの掛け方や加速・減速・コーナリング時におけるライディングポジション、レバー類の握り方やステップワークのタイミングまで、普段から気になっていたことを含めて経験豊富な講師陣に直接質問ができるのもありがたい。

そして、午前中のメインとなるレッスンがストレートからコーナリング進入時の乗車姿勢だ。加速時はしっかりと伏せることで車体を安定させるだけでなく、肘が下がることでスロットルも開けやすくなるのだとか。そこからお尻をずらしてコーナーに入る体制を整え、上体を起こしてブレーキング。減速を終え、フロントに荷重がかかったらブレーキを離してハングオフ、目線はコーナーの先へ移動する。

こうして実際にコースに入る前にライディングのイメージをしっかりと頭で理解することができ、実車を使ったトレーニングはレバー操作やステップワークの動作も確認することができるので、セパレートハンドルタイプの参加者の中には自身のバイクを使ってレッスンを受ける方もいた。

実車を使ったイメトレが終わったら、早速コースに入って実践していく。ストレートからコーナーにかけて加速姿勢、コーナリング準備姿勢、ブレーキング姿勢、ハングオフ姿勢といったライディングフォームを素早く、そしてスムーズに行うのがキモなのだとか。

最初は体勢を変える時に車体がブレてしまったり、1つ1つの動作に間が生まれてしまうようなところもあったのだが、講師が参加者1人1人の走行ごとに的確なアドバイスをくれるので、午前のレッスン終盤には参加者のほとんどがウェットコンディションなど物ともしないほど、見違えるような走りへと変わっていた。