内田篤人 写真:Getty Images

 日本代表OBの内田篤人氏が、Jリーグクラブと欧州クラブの監督を比較。欧州クラブの監督に就任する上で必要な能力が、日本サッカー協会(JFA)の指導者ライセンス講座で養われると主張したほか、マンチェスター・シティ率いるジョゼップ・グアルディオラ監督の特徴について語っている。

 かつて鹿島アントラーズやシャルケで活躍していた内田氏は、今年からJリーグの監督に必要な最上位資格であるS級ライセンス取得にむけて、JFAのS級コーチ養成講習会を受講。日本代表OBの中村憲剛氏や大黒将志氏らとともに、様々なプログラムを受けている。

 同氏は自身の冠番組であるDAZN制作『フットボール・タイム』にて、プログラムの内容を説明。このうち、欧州クラブを率いる名将をランダムに選んでプレゼンテーションする講座もあり、受講生の特徴がプレゼンの内容に色濃く反映。

 「JFAの講座は(プレゼンなどを通じて、)色々な人の特徴を伸ばそうとしてくれている感じが、受講生ながら感じている。(監督のタイプが)海外とか凄い。みんな色ありまくり」と感想を述べている。

 このプレゼン能力に関連して、内田氏はJリーグクラブと欧州クラブの違いに言及。「Jリーグだと『じゃあ誰々お願いします』『監督やってくれますか』とかじゃない。ベルギーとかそうだけど、欧州だと(監督に就くために)自分でプレゼンをする。『俺が監督ならば、このチームはこの部分が問題だから、ここを直していく』といったプレゼンをして(監督が)決まる」と述べた上で、「プレゼン力も大事」と語っている。

 また内田氏は、プレゼン講座でグアルディオラ監督について発表したことも告白。「規律を大事にする監督」として、「アカデミーの選手たちのスパイクを真っ黒に統一にする。『チャラチャラするな、サッカーに集中しろ』と。そういうこともする」と、同監督の厳格な一面に言及した。