MF堂安律は日本代表でFW伊東純也(スタッド・ランス)からレギュラーを奪えていないほか、ブンデスリーガ(ドイツ1部)SCフライブルクでも不振に。同選手の改善点をクラブ幹部が指摘している。
堂安は昨年7月、オランダ1部PSVアイントホーフェンからフライブルクへ完全移籍すると、加入1年目から主力選手として活躍。昨季のブンデスリーガほぼ全試合出場で5ゴール4アシストと結果を残した。ただ今季はここまでリーグ戦5試合中4試合で先発出場も無得点。昨季のようなパフォーマンスは影を潜めている。
また森保ジャパンでは、スーパーサブとして活躍。昨年のFIFAワールドカップ・カタール大会でドイツ代表やスペイン代表から同点ゴールを奪うと、今年6月から背番号「10」を着用。しかし右サイドハーフで伊東の控えに甘んじている。
ドイツ紙『キッカー』によると、フライブルクのクレメンス・ハルテンバッハSD(スポーツディレクター)は堂安の現状について「対戦相手は彼の単調な動きを少しずつ予測できるようになっており、彼は今後、よりプレーの幅を広げる必要がある」と分析しているという。
日本代表での現状については、日本代表OBの田中マルクス闘莉王氏が堂安に対して「(ポジション的に生きるところは)ないです。レギュラーとしては出られない。(私は過去に日本代表の)10番は三笘だと言っていた」と厳しい評価を下している。
森保ジャパンが今年10月にカナダ戦(新潟:デンガビッグスワンスタジアム)とチュニジア戦(神戸:ノエビアスタジアム神戸)を控える中、堂安がひとつ大きな壁に当たっている。