■なぜ「卵のバーガー」を販売しないのか?

この世にはチョコミントアイスやパクチーを筆頭に、好きな人はとことん好きだが「嫌いな人はとことん嫌い」という食べ物がいくつか存在する。

パイナップルはそれ単体ではほぼ無害の存在だが、ハンバーガーやハンバーグ、ピザなどへのトッピングとなると、事情が大きく変わってくる。そのため、バーキンの新メニューは「完全に悪手」として認識していたのだが、ネット上では思いの外、「ビーフとパインがとても合う!」「フルーティな甘みと酸味が加わって美味しい!」など、好評の声が多数上がっていた。

バーガーキング、秋の忘れ物が致命的と思いきや… 「代打バーガー」に称賛相次ぐ
(画像=『Sirabee』より 引用)

記者自身、食事へのトッピングとしてのパイナップルは「親の仇」レベルで苦手意識を持っていたため、半ば罰ゲームのような気持ちで食べてみたのだが…これがなんと、べらぼうに美味い。

バーガーキング、秋の忘れ物が致命的と思いきや… 「代打バーガー」に称賛相次ぐ
(画像=『Sirabee』より 引用)

テリヤキとパイナップルという、字面だけ見たら冗談のような組み合わせが互いの魅力を引き立て、1つのメニューとして昇華されていたのだ。

美味しさの秘密について、バーガーキング公式に尋ねたところ、「バーガーキング自慢の直火焼きで香ばしくジューシーな100%ビーフに、甘みと酸味のあるパイナップル、焦がしねぎと赤味噌が隠し味の『テリヤキソース』で仕上げた『テリヤキ・パイン ツキミバーガー』は、甘じょっぱい美味しさをお楽しみ頂けます」との回答が。

「卵を使った月見バーガー」を頑なに販売しない理由については「卵の調達を忘れてしまったためです」と回答しており、ブレない姿勢を貫いたのだった…。

今回実食したバーガーは「テリヤキソース」であったため、そこまでクセはなかったが、問題は辛口ソースの「チポトレ・パイン ツキミバーガー」である。完全に未知の世界であるため近日中に実食を果たし、「新たな扉」を開いてみたい。