銀座の西端であるコリドー街(コリドーはフランス語で回廊)には両側に飲食店がひしめき合っている。「梅ヶ丘 美登利寿司 銀座店」なんていう行列が常時10~15人というとんでもない店もある。ずーっと気になっていたが、やっと今回入店したのが「近畿大学水産研究所 銀座店」だ。近畿大学水産研究所は、マグロの養殖に成功してその「近大マグロ」が有名だ。それを売り物にして、飲食店経営もずいぶん前から展開している。遠ざけていたのは「養殖」に対しての偏見があったため。思い切って入ってみたが、店はかなり空いていた。「近大マダイ」による鯛めし食べ放題ランチ1400円というのがあって、近大マグロと選抜鮮魚お造り、近大マダイのあら汁、小鉢(この日はおから)が共通でメインは以下の3種から選択。1. 近大卒の魚のかま焼き、2. 紀の国みかん鶏のチキン南蛮、3. 近大卒の魚のミックスフライ。「近大卒」とは?と思いながら1のかま焼きを選択。
お造りが今ひとつだったが、鯛めしは旨くてお代わりし、かま焼き、あら汁ともに実に脂が乗って実に美味!ただしかま焼きの魚が分からずホール係の女性に尋ねると、この女性は調理場へ行って戻って来た。「ブリヒラです」という答え。「ん?」「ブリとヒラマサのハイブリッド種です」とのこと。近大卒とはそういうことか。確かに初めて食べる味ではあった。鯛めしはもう1杯いけそうだったが自重した。これはいい店を見つけた。しかし、店名はちょっと考えた方がいいのではないか。
採点(5点満点で3.5点が合格)は3.8点。
文・三浦彰/提供元・SEVENTIE TWO
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