久保建英 写真:Getty Images

 日本代表MF久保建英は、ラ・リーガ(スペイン1部)レアル・ソシエダの主力選手として活躍。レアル・マドリード復帰の可能性が再三にわたり報じられる中、日本代表OBの内田篤人氏も同選手の今後に注目している。

 久保はマドリード在籍中にレンタル移籍を繰り返すなどアピールとはならなかったが、昨年7月にマドリードからソシエダへ完全移籍したことをきっかけに本領発揮。加入1年目からリーグ戦34試合に出場で9ゴール7アシストと結果を残すと、今季もここまで公式戦全7試合出場で4ゴール1アシスト。ソシエダの攻撃陣に欠かせない存在となっている。

 その久保とソシエダの契約期間は2027年6月までであるほか、6000万ユーロ(約95億円)の契約解除条項が盛り込まれている模様。マドリード復帰の可能性が報じられているほか、アーセナルやリバプールも同選手の新天地候補に浮上しているが、久保の保有権の50%をマドリードが保有しているため、同クラブが争奪戦で優位との見方がある。

 内田氏は自身の冠番組であるDAZN制作『フットボール・タイム』に出演した際、「どうするの?このままだと行っちゃうんじゃないですか?初めてですね」と久保の去就に言及。「レアル・マドリードで活躍したアジア人選手はいない。野球は大谷(翔平)君が凄い。もしレアルに行けば、“久保さん”だね」とマドリード復帰実現を期待した上で、同選手に対して以下のようなメッセージを送った。

 「レアルに行くのであれば、久保君の能力を引き出してくれる仲間たちがいっぱいいる。今のチームは今のチーム、前のチームは前のチームでしかできないことがあるので、そのチームの軸としてこのまま引っ張ってほしい。スペインでこれだけやれているのが凄い」

 メジャーリーグのロサンゼルス・エンジェルスで活躍する大谷翔平と比較された久保。森保ジャパンでも存在感を発揮しているだけに、今後さらなるレベルアップが期待される。