三笘薫 写真:Getty Images

 ブライトン所属の日本代表MF三笘薫は、今月27日に行われたカラバオカップ(イングランド・リーグカップ)3回戦のチェルシー戦で先発出場も不発。本来のパフォーマンスを発揮できなかった背景に、MF久保建英の元チームメイトでもあるチェルシー所属MFマルク・ククレジャの起用法があるようだ。

 三笘は今季もブライトンの攻撃陣に欠かせない選手として機能。プレミアリーグ6試合で3ゴール3アシストと結果を残していただけに、チェルシー戦での活躍も期待されていたが、左サイドにおけるククレジャとマッチアップで苦戦。チャンスに絡めず、後半19分に途中交代となった。

 英紙『サン』は試合後に「マウリシオ・ポチェッティーノ監督の戦術的調整により、ククレジャが復活」と見出しをうち、チェルシーの勝因を特集。これまで左サイドを主戦場としていた同選手を、右サイドバックで起用したポチェッティーノ監督の采配に注目するとともに、「ククレジャは三笘薫とジョアン・ペドロをうまく扱った」と称賛している。

 バルセロナの下部組織出身であるククレジャは、ヘタフェ在籍時に久保とチームメイト。2021年夏からブライトンでプレーしていたが、わずか1年でチェルシーへ完全移籍。左サイドハーフや左サイドバックでプレーも低調なパフォーマンスに終始し、6200万ポンド(約100億円)という移籍金に見合わないと批判を浴びていた。

 今季もここまでプレミアリーグで出番のないククレジャ。“三笘封じ”が復調のきっかけとなるかもしれない。