アーセナル所属の日本代表DF冨安健洋は、27日に行われたカラバオカップ(イングランド・リーグカップ)3回戦のブレントフォード戦でフル出場。チームが1-0で勝利しただけに、同選手の出場機会増加やセンターバック起用を期待する声が沸き起こっている。
冨安は昨季序盤に左サイドバックでレギュラーに定着も、カタールW杯以降は右サイドバックでDFベン・ホワイトの控えに。今季は左サイドバックでのレギュラー奪還を目指しているが、ここまでプレミアリーグでのスタメン出場がわずか1試合。DFオレクサンドル・ジンチェンコとのポジション争いで後れをとっていた。
そんな中、ブレントフォード戦では今季初めてセンターバックで先発出場すると、持ち味の守備力でチームの勝利に貢献。英メディア『ブースルーム』は「この試合では、特に冨安のパフォーマンスが印象的だった。ミケル・アルテタ監督は冨安のセンターバック起用を決断したが、彼は後半にいつもの右サイドバックへポジションを移すまで非常に良いパフォーマンスを発揮した」と称えている。
また同メディアは冨安のパフォーマンスに対するサポーターの反応を紹介。SNSで「冨安の守備は完璧だった」「冨安がマンオブザマッチ(MOM)だ」「冨安は次の試合で先発するに値する」「冨安はサイドバックよりもセンターバックの方が良いプレーする」などと称賛のメッセージが数多く寄せられているだけに、「冨安のプレーによって、間違いなくアルテタは先発メンバーを決める際に頭を悩ませることになる」と綴っている。
森保ジャパンではセンターバックとしてプレーしている冨安。今月9日の国際親善試合ドイツ戦でもDF板倉滉(ボルシアMG)との強力なセンターバックコンビにより、相手の枠内シュートを3本に抑えたほか、FWレロイ・サネ(バイエルン・ミュンヘン)とのマッチアップを制した。それだけに、アーセナルサポーターからもサイドバックのみならずセンターバックでのプレーが望まれている。