投資教育事業を展開する株式会社RESは、8月16日(水)~17日(木)にかけ、20~60代の1,000人(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県在住で、それぞれ年代・性別ごとに100人)に対して、株式投資に関する意識・意欲調査を実施しました。
株式投資をやっている人はどれくらい?
調査では、株式投資の経験があるかを質問。その結果、「いいえ」と回答した人が過半数(56.2%)に上りました。
一方で、「今やっている」が37.2%、「以前していたが、今はしていない」は6.6%となっています。
現在、株式に投資をしていると答えた人を世代別に分類すると、1位は「30代」で94人、2位が「20代」で71人、3位が「60代」で70人となりました。
年代が上がるにつれて勉強意欲は低下
回答者の半数以上が経験がないといいますが、株式投資について勉強したいと思う人は少なくないようです。
「株式投資を真面目に勉強したいと考えていますか?」との質問には、「勉強したい」との回答が45.4%となり、「勉強したくない」という回答(24.2%)を上回りました(「どちらでもない」は30.4%)。
勉強意欲は20~30代の世代が特に多く、年代が上がるにつれて低下していく傾向に。57歳になると「勉強したくない」という回答が「勉強したい」を上回り、その年代から「資産運用に対する学びの意欲が停滞するのでは」と同社はみています。
年代・性別ごとにみると、「勉強したい」と答えたのは「20代・女性」が1位で59人となりました。続いて、2位が「20代・男性」「30代・男性」で58人と続いています。
NISAの口座を所有している世代は30代がトップ
2014年から始まった個人投資家のための税制優遇制度「NISA」。
RESの調査結果によると、NISAを受けられる口座を所有している人は39.2%となり、4割近くに上っています。2位は20代で9.1%(91人)、3位は「40代」で7.2人(72人)となりました。
2024年からは新NISAが開始。これまでのNISAと比べて投資できる金額の限度額が上がるほか、「積み立てNISA」と「一般NISA」が併用できるようになります。
その新NISAの利用意欲については、「使います」「使う予定です」と回答したのが合計38.7%となったのに対し、「使いません」と回答したのが23.2%となりました。「分からない」は38.1%です。