尾道の醸造所「しまなみブルワリー」は、オレンジ果汁とアイスクリームを使用した新アルコール飲料「しまなみキャット オレンジアイスクリーム」の販売を、9月27日(水)より開始。
同商品は、ほんのりと甘い自家製ハードセルツァーに、オレンジ果汁とアイスクリームを大量投入したもの。アイスクリームのコクとオレンジのフレッシュな酸味と甘み、そして酵母の香りをわずかに感じられる、楽しい酒だ。
ラガースタイルのクラフトビールがメインの醸造所
「しまなみブルワリー」のオーナーブルワー・松岡風人氏は、日本のビール文化を支えたビール職人・山田一巳氏に憧れて弟子入り。
そこからクラフトラガーにこだわって15年。2020年に世界的なビール審査会「ワールド・ビア・アワード」にて3部門での最優秀賞を獲得したことをきっかけに、大好きな故郷の広島に戻ることを決意し、瀬戸内海や美しい島々を望む広島県尾道市に、同ブルワリーを立ち上げた。
同ブルワリーは、マイクロブルワリーでは珍しく、ラガースタイルのクラフトビールを主軸としている。
飲みやすいビール
同ブルワリーのクラフトビールの特徴は、職人の経験と徹底的な温度管理によって実現する「雑味のないビール本来のうまさ」。飲みやすく、あまりにスルスルと喉に入るので、「いつの間にかなくなっていた」という声も。
そして、同ブルワリーの定番商品は2種類。どちらも、ビール職人の松岡氏が培ってきたすべての経験を詰め込んだピルスナーだ。
ハードセルツァーにフルーツとアイスクリームを投入
同ブルワリーの「しまなみキャット」シリーズでは、フルーツを使った商品を展開している。
最新作の「しまなみキャット オレンジアイスクリーム」は、ハードセルツァーにフルーツとアイスクリームを投入するという、新しいジャンルのスタイルだ。また、クラフトビール醸造所らしく、麦芽も投入している。
まだ一般的に見かけないスタイルであるため、同ブルワリーではひとまずジャンルを「ハードアイスクリームセルツァー」としたという。アルコール入りの炭酸水で、ビールよりあっさりとした味の「ハードセルツァー」は、フルーツとの相性が抜群だ。
同商品は、大量のオレンジ果汁とアイスクリームを投入したのち、レモンの酸味で締めて仕上げた、瀬戸内の景色にぴったりなリゾートドリンクとなっている。
オレンジとアイスクリームを組み合わせたという、楽しい酒で乾杯してみよう。
しまなみキャット オレンジアイスクリーム
アルコール:4.0%
内容量:370ml
価格:6本入り 5,100円(税込)
(田原昌)