ランボルギーニ・ウルス・ペルフォルマンテ/価格:8SAT 3499万8464円 試乗記

ランボルギーニの規模を2倍に引き上げた立役者
スーパーSUV、ウルスのデビューは2017年のこと。以来、サンタアガータの躍進ぶりはすさまじい。会社の規模は2倍になった。ランボルギーニは「コルタウリ(牡牛座の中心)を目指せ!」という次世代の電動化計画も発表済み。第1弾はPHEVのスーパースポーツ、レヴエルト。ウルスのPHEVも近い将来、登場するという。
ウルスのマイナーチェンジ版ウルスSは昨年発表。同時に高性能グレードのペルフォルマンテ(=パフォーマンス)が設定された。ペルフォルマンテのサブネームはランボルギーニ・ファンにはお馴染み。V10スーパーカーの高性能グレードとして存在したからだ。 4リッター・V8ツインターボエンジンはいっそうのチューニングを受けて666hpへとパワーアップ。これはベースモデルのSも同様だが、ペルフォルマンテの特色は47kgもの軽量化。パワーウェイトレシオ3.2kg/hpを実現する。


走りは、エアロダイナミクスの向上やトレッドのワイド化、新たなサスペンションシステム(固定スプリングと電子制御ダンパーにより車高は20mmダウンした)と専用ピレリPゼロタイヤの採用により、スタンダードモデルを大幅に上回る総合性能を手に入れた。ドライブモードは4種類。コンフォート/スポルト/コルサに新モードのラリーを加えている。トランスミッションは従来と同様8速AT。0→100km/h加速は3.3秒で、最高速は306km/hというから、もはやSUVではなくスーパーカーだ。
スーパーな走りの4シーター。全てが異次元
外観はペルフォルマンテの名にふさわしく精悍で機能的。冷却性を考慮した新フロントマスクはもちろん、トレッド増に伴うワイドフェンダーや、ペルフォルマンテのロゴ入りサイドステップ、新デザインのリアバンパー&ディフューザーが目を引く。しかもアヴェンタドールSVJからデザインモチーフを得たリアウイングまで装備する。エアアウトレットが際立つボンネットフードを含め新たなデザイン要素はすべてカーボンファイバー製で、オプションで部分的にカーボン素材を露出させることも可能。ルーフパネルもオプションでカーボン製に変更できる。迫力のリアエンドパイプはアクラポビッチ製だ。


実際に乗ってみればスタンダード仕様との差は歴然。速さそのものはほとんど変わらない。けれどもハンドリングのアジャイルさが際立っている。あまりにもドライバーの思うとおりにノーズが動くので、ボディサイズがひと回り小さくなったかと思うほど。大型SUVにもかかわらず軽快な印象が先に立つのだ。中でもラリーモードでの走りが一般道では楽しい。
持ち前のグランドツアラーぶりも健在。街乗りでの乗り心地こそ足元が張る印象があるものの、決して不快ではない。豪快なサウンドを聞くと、特別なウルスに乗っているのだと気分が舞い上がる。冷静に乗りたいユーザーにはウルスSがお勧め。ただし人気高騰のため、オーダーできれば、の話だが。
ランボルギーニ・ウルス・ペルフォルマンテ主要諸元
グレード=ウルス・ペルフォルマンテ
価格=8SAT 3499万8464円
全長×全幅×全高=5137×2026×1618mm
ホイールベース=3006mm
車重=2150kg
エンジン=3996cc・V8DOHC32Vツインターボ
エンジン最高出力=490kW(666hp)/6000rpm
エンジン最大トルク=850Nm(86.7kgm)/2300~4500rpm
サスペンション=前後マルチリンク
ブレーキ=前後ベンチレーテッドディスク
タイヤサイズ=フロント:285/35ZR23/リア:325/30ZR23
駆動方式=4WD
乗車定員=4名
0→100km/h加速=3.3秒
最高速度km/h306km/h
※スペックは欧州仕様
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提供元・CAR and DRIVER
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