客室で使い捨ての歯ブラシやヘアブラシといったアメニティをリサイクル原料に加工して、新たなアメニティとして生まれ変わらせる取り組みが始まります。
廃棄予定の素材を活用することで新たな価値を生み出す「アップサイクル」の取り組みで、東急ホテルズ&リゾーツ株式会社と、サステナブルな製品の開発・販売を行うアサヒユウアス株式会社が協業したものです。
第1弾として開発した靴ベラをつけた宿泊プランを、10月1日(日)から大阪府内のホテルで販売をスタートさせます。
2連泊プラン、12月まで販売
第1弾の靴ベラ付きの宿泊プランの販売は、東急ホテルズ&リゾーツの「新大阪江坂東急REIホテル」(大阪府吹田市)でスタートします。
プランは「アップサイクル靴べら付き!2連泊限定サステナブルプラン」と題し、10月1日から12月31日(日)での2連泊限定の内容です。スタンダードシングルが7,000円(サービス料・税込み)から、スーペリアルシングルが8,000円(同)からとなっています。
宿泊者ニーズを踏まえ、靴ベラに
サステナブルをテーマとしたイベントを協働で開催した縁から「新大阪江坂東急REIホテル」を選定。アップサイクルしたアイテム付きの宿泊プランの販売を見据える中で、ビジネスパーソンの利用が多いことから、ニーズを踏まえて、開発第1弾に靴ベラを選んだといいます。
その開発に際し、東急ホテルズ&リゾーツが運営するホテルで客室アメニティとして提供している歯ブラシとヘアブラシで使い捨てられたものを回収し、アサヒユウアスの技術でアップサイクルしました。
ホテルによると、今回販売する2連泊のプランでは、サステナブルな観点から、部屋の清掃・タオル交換は行わないそうで、靴ベラも数量限定のため、盛況で在庫がなくなった場合は予約を終了するとのことです。