MFイ・ガンイン(パリ・サンジェルマン)擁するU23韓国代表は、第19回アジア競技大会(杭州アジア大会)男子サッカー競技で決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)に進出。準々決勝で中国代表と対戦する可能性がある中、韓国国内では今大会でVAR(ビデオアシスタントレフェリー)が導入されていないことに対する疑問の声が上がっているようだ。
韓国代表はグループリーグ初戦でクウェートを9-0で下すと、タイ戦でも4-0と快勝。最終戦でもバーレーンに3-0と勝利するなど地力の違いを見せつけ、E組首位で決勝トーナメントへ進出。ラウンド16ではキルギスと対戦することが決まっている。
韓国国内の複数メディアは、同国代表が準々決勝で開催国の中国と対戦すると予想。韓国紙『オーマイニュース』は、中国代表のラフプレーにより負傷者が出る可能性を危惧している。
そんな中、韓国代表OBで現役時代にボルシア・ドルトムントやトッテナム・ホットスパーなどでプレーしていたイ・ヨンピョ氏が、韓国TV局『KBS』のYouTubeチャンネルにて杭州アジア大会の決勝トーナメントを展望。
準々決勝で中国と対戦する可能性に話題が及ぶと、「中国の雰囲気がかなり良い。ひとつ気がかりなのは、中国のホームなのにVARがないことだ。間違いなく非常に難しい試合になる」
「中国のIT技術は素晴らしい。現金を使うことなく、スマートフォンや携帯電話ひとつですべてが解決できるからね。驚くばかりだよ」と語るなど、VARなしでの開催に対する不満を漏らした。
なおイ・ヨンピョ氏は、韓国代表が中国戦で勝利した場合、準決勝でサウジアラビアと対戦すると予想。くわえて決勝での日韓戦実現を期待しているという。