旗手怜央 写真:Getty Images

 日本代表MF旗手怜央は今年夏の移籍が噂されたものの、スコットランド1部セルティックに残留。同クラブとの契約延長に近いと、現地で報じられている。

 旗手は昨季、アンジェ・ポステコグルー前監督のもと中盤のレギュラーとして活躍。FW古橋亨梧やFW前田大然らとともにリーグ連覇やスコットランド3冠達成に貢献したが、今季はスコットランド1部リーグ戦開幕から2試合続けて途中出場。先月13日の第2節アバディーン戦でふくらはぎを負傷していた。

 しかし今月16日のスコットランド1部リーグ第5節ダンディー戦で復帰すると、23日の第6節リビングストン戦ではPKから先制ゴールを奪取。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第1節のフェイエノールト戦では低調なパフォーマンスを露呈したが、それでもブレンダン・ロジャーズ監督は同選手の状態アップに期待している。

 そんな旗手は先月、セルティックからの契約延長オファーを一旦拒否。リーグアン(フランス1部)やサウジアラビア1部クラブからの関心が報じられていた。

 しかし今月に入ってセルティックとの契約延長交渉を再開した模様。英紙『デイリーメール』は26日に「セルティックは旗手と契約延長で合意に近づいている。旗手は他国からの関心をうけて、移籍市場が終わるまで交渉を保留するよう求めたとみられているが、交渉が始まるとすぐにセルティックに留まり、将来を託すことに同意した」と伝えている。

 開幕当初は監督交代による序列低下の可能性が取りざたされた旗手。古橋や前田と同じく、移籍を封印してしばらくセルティックでプレーすることになりそうだ。