日本代表MF鎌田大地は、すでに新天地のセリエA(イタリア1部)ラツィオで信頼を得ている模様。早くも契約延長の可能性が報じられている。
鎌田は昨季までアイントラハト・フランクフルトの主力選手として活躍すると、先月はじめにラツィオへ加入。公式戦5試合つづけて中盤の一角でスタメン出場しており、今月3日のセリエA第3節ナポリ戦では決勝ゴールをマーク。24日の第5節モンツァ戦では出番がなかったものの、27日の第6節トリノ戦でスタメン復帰と現地では予想されている。
そんな中、イタリアメディア『イル・メッサッジェーロ』は「鎌田はすでにマウリツィオ・サッリ監督にとって欠かせない存在だ。クラウディオ・ロティート会長はこの日本人選手の契約更新について皆を安心させている」と見出しをうち、契約期間延長の可能性を報道。チームにおける同選手の立場について、以下のように綴っている。
「モンツァ戦は、サッリ監督が中盤の鎌田を手放すのが非常に難しいと感じている理由を十分に示した。(ラツィオからサウジアラビアへ移籍した)セルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチとは異なる特徴を持っているにもかかわらず、中盤のバランスを確保する方法を知っているのは、この日本人選手だけのようだ。細心の注意を払い、常に正しい姿勢を貫く鎌田は、サッリ監督の計画に完璧にフィットしている」
その鎌田とラツィオの契約期間は来年6月までの1年間だが、2年間の契約延長オプションが盛り込まれている模様。ロティート会長は「我々はすでにあと2年について合意している」と、加入から2か月も経たないうちに、オプション行使を示唆したという。
なおラツィオはセリエA第5節終了時点で1勝1分3敗と、スタートダッシュに失敗。ロティート会長はモンツァ戦でのドローを受けて、チームに強制合宿を命じている。