スマートフォンでの視聴を前提とした縦型ショート動画。TikTokや、Instagram Reels、YouTube Shortsなどがその代表格とされ、SNSマーケティングにおいて無視できないほど、若年層からの支持を集めています。
労働人口の減少により、飲食業界ではバイトスタッフの確保が課題とされる昨今。飲食店の営業に関わる人びとが求める、10~20代のアルバイト人材が関心を寄せるショート動画を活用するというサービス「グルメバイトちゃん」では、どんな求人を行えるのでしょうか。
「グルメバイトちゃん」とは
「グルメバイトちゃん」は、TikTokのショート動画や、Instagramのリール動画で飲食店のアルバイト募集を行います。株式会社シンクロ・フードが、2023年5月から提供する求人サービスです。
10~20代後半までの若年層は、いわゆる‟デジタルネイティブ”であり、スマートフォンやSNSで情報収集・発信を行う「拡散力」が高いとされています。この世代をターゲットとする飲食店は、すでに集客活動の場をSNSに移していることを背景として提供されるサービスだということです。
ショート動画で求人
このサービスでは「グルメバイトちゃん」のスタッフが、ショート動画の撮影・編集を行い、TikTok/Instagram上でシンクロ・フード社が運営するグルメアカウント「プチプラグルメ」、アルバイト求人アカウント「グルメバイトちゃん」に動画を投稿し、アルバイトを募集するというもの。
従来のサービスと異なり、アルバイトを能動的に探していない「潜在層」が、ショート動画SNSで紹介される「おすすめ表示」を通じて、求人動画を閲覧するというアプローチが特長です。
サービス開始以降、すでに撮影店舗は50を超え、利用者からは「応募を獲得するのが困難なエリアから応募が獲得できる」というフィードバックが寄せられているそうです。