東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県のファミリーマート650店舗で、レジを介さずに荷物の発送・受取ができるスマートロッカー「ファミロッカー」が試験導入されます。
10月~12月にかけて順次設置され、全国展開も検討されているそうです。コンビニエンスストアが宅配ロッカーを設置するのは初めて。
ファミロッカーの標準モデル
ECサイトで購入した商品の受け取りやフリマサイトの取引も
これまでも、ファミリーマートではレジを通した荷物の発送・受け取りに加え、ECサイト「Amazon」で購入した商品を受け取れるロッカー「Amazon Hub ロッカー」を全国360店舗で展開していました。
今回、ファミロッカーの導入を通して、新たに楽天市場などのECサイトで購入した商品の受け取りのほか、メルカリやヤフオク!などのフリマサイトで取り引きされた商品の発送、不在再配達となった書留の受取などがレジを介さずに利用できるようになります。
利用者の利便性向上と業務の簡略化に
近年、EC市場やフリマサイトなどによる個人間取引の拡大で、小口荷物の取り扱い量が増加傾向にあります。
ファミリーマートでも、店舗で取扱う荷物が5年前に比べて約1.3倍に増加。店舗従業員の作業負荷が増えているほか、荷物の保管場所をどう確保するかといった課題がありました。
今回の導入を通して、利用者の利便性向上に加え、店舗業務の効率化や店舗の省スペース化を目指しているそうです。
ファミリーマートは、「今後ファミロッカーによりあらゆる荷物を集約することで、配送の効率化につなげるとともに、店舗業務の削減効果、お客さまの利用実績、事業性を精査の上、本格展開の検討を進めてまいります」とコメントしています。