さて、インターネッツ王国ではマクドナルドのCMが大きな話題になっております。米国では「炎上」状態と聞いてびっくりです。
特別じゃない、しあわせな時間。 pic.twitter.com/P7Og6hbMsx
— マクドナルド (@McDonaldsJapan) September 20, 2023
「炎上」した理由は、多様な人種やLGBTなどの属性を持つ方々が登場せず、「正しい家族像」を押し付けているように見えるから、だそうです。
いわゆるポリティカル・コレクトネス(ポリコレ)問題というやつですね…。
価値観が多様化し、現実社会が分断されるあまりに、広告などの世界では過剰な「配慮」や「統合」を押し付けるという矛盾。
それに疲れた方々は逆にこのマクドナルドのCMを絶賛しているとも聞きます。
「特別じゃない、しあわせな時間。」
という言葉とともに、ありふれたごく普通の家族の一面が描かれることが「普通を押し付けるな!」という反発を生み出してしまう世の中は、やはり窮屈で居心地の悪いものだと私は思います。
多様な社会とは、誰もが自由で快適に生きられる社会ではなく、誰もがちょっとずつ不自由や不愉快を我慢する社会。
誰かが考える「普通」が描かれるCMがあってもいい。私はとても良いCMだと思ったし、まんまと帰りにマクドナルドを購入して帰りました。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2023年9月日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
【関連記事】
・「お金くばりおじさん」を批判する「何もしないおじさん」
・大人の発達障害検査をしに行った時の話
・反原発国はオーストリアに続け?
・SNSが「凶器」となった歴史:『炎上するバカさせるバカ』
・強迫的に縁起をかついではいませんか?