「ラルフ ローレン」のカプセルコレクション、「Polo Originals」。
2023年秋冬シーズンは、同コレクションから、イギリスのモータースポーツとアカデミアの歴史よりインスピレーションを得たアイテムが登場。上質なファブリックと洗練されたデザインの逸品で、品の良いスタイルを楽しみたい。
Polo Originalsの秋冬コレクションが登場
冒頭の通り、今季の「Polo Originals」には“モータースポーツ”の要素がふんだんに散りばめられている。
そこで今季の同コレクションを代表するアイテムの一つとして紹介したいのが、ビンテージのモーターサイクルジャケットからインスピレーションを受けた「カモ オイルクロス ジャケット」。
このジャケットは、ブリティッシュ・ミラレーン社のオイルクロス素材で作られており、いくつもの工程を通じてカモプリントの素材にコーティングと洗い加工を施すことで、さりげなく柄を浮かび上がらせている。
伝統的なレーシングアパレルをモチーフにした混合素材のパッチは、ロゴグラフィックでアップデート。「ポロ」の歴史を感じさせる逸品に仕上げた。
また、ハンドペイントの「レザー カフェ レーサー ジャケット」も見逃せない。
このジャケットはラルフ・ローレン氏個人のワードローブにあったジャケットからインスピレーションを得て制作されたアイテム。モーターサイクリストのウェアを手本に、手作業でビンテージ加工を施し、使い込んでひび割れた風合いを作り出した。
さらに、クラシックなカフェレーシングウェアによくあしらわれている“広告”を彷彿とさせるシグネチャーグラフィックが、職人の手で一枚一枚にペイントされているのもポイントだ。
クラシックなアイテムと独自のデザインが見どころ
今季のコレクションでは、「ポロ ラルフ ローレン」のクラシックなアイテムも目を引く。
例えば、13種類の独自の糸からなる複雑なパターンが特徴のフェアアイルセーターや、グレートコートなどがそうだ。繊細なパープルのオーバーチェックが用いられたこのオーバーサイズのコートも、ラルフ・ローレン氏個人のビンテージワードローブからリデザインされたアイテムの一つとなっている。
キャンペーン写真はレーストラックでも撮影
なお、コレクションのキャンペーン写真は、アイコニックなレーストラック「グッドウッド モーターサーキット」から、イギリス田園地帯の美しい風景まで、さまざまな場所で撮影された。
撮影を手掛けたのは、著名なフォトグラファーであるリチャード・フィブス氏。同氏が写し出すクラシカルな世界観にも注目だ。
(IKKI)