9月1日(金)にオープンしたTRUNK(HOTEL) YOYOGI PARKオーナーズスイートに、ホテルの客室空間をサステナブルに彩る廃棄物アート作品が導入された。

作品が設置された様子

廃棄物アート作品がホテルステイをサステナブルに彩る

「サステナブルを、もっとクリエイティブに。」をコンセプトとする廃棄物アート事業『Re CULTURE SUSTAINABLE FIELD(リ・カルチャー・サステナブル・フィールド)』と、「ソーシャライジング」“無理せず等身大で社会に貢献すること”という考えを根底にモノづくりをしているTRUNK(HOTEL)が、サステナブルな文化を育てていく上での考えに共感し合い、今回のコラボレーションが実現。

廃棄物アート作品は、ホテルのコンセプト「URBAN RECHARGE(※)」を作家 畠田充康氏と共に再解釈し、ホテル利用者が感性と感覚によってサステナブルな世界観を楽しめることを目指したという。

ホテルの特徴であるインフィニティプールを連想させる、4人の男女がプールに飛び込む作品が都会のホテルステイをサステナブルに彩っている。

プールに飛び込む人をモチーフとした作品

インフィニティプール|TRUNK(HOTEL) YOYOGI PARK

北イタリアのぶどう畑で使われていた針金を使用

作品に使用したのは、作家が居住する北イタリアのフランチャコルタのぶどう畑で実際に使われていた針金。ぶどう畑では、ぶどうを支える為にたくさんの針金を張り巡らすが、錆びるとそれらは廃棄されてしまう。

錆びると廃棄されてしまう針金だが、その風合いが魅力的でもったいないと感じた作家がアート制作をはじめたことをきっかけに、現在の本格的な制作活動に至ったという。

北イタリアのぶどう畑

作家 畠田充康(Mitsuyasu Hatakeda)氏

畠田充康氏は、1997年に大阪芸術大学環境計画学科を卒業。現在は、北イタリア、ブレーシャを中心に活動中だ。過去からの要素と美的概念を借り、日本のアイデンティティーの再発見を試みると同時に、「ものや言葉にも魂が宿る」という日本的思想に根ざし、捨てられようとしていた廃材に命を吹き込む作品を多数発表している。

TRUNK(HOTEL)

TRUNK(HOTEL)は、日本発のブティックホテルブランドとして、2017年5月に「一人ひとりが日々のライフスタイルの中で、自分らしく、無理せず等身大で、社会的な目的を持って生活すること」という「ソーシャライジング」をコンセプトに掲げて渋谷区神宮前にオープンした。ロケーションごとにコンセプトの異なるホテルづくりを目指し、唯一無二のラグジュアリーな宿泊体験を提供している。

都会のホテルの客室を彩る廃棄物アート作品を見て、自身の感性と感覚でサステナブルな世界観を楽しんではどうだろうか。

TRUNK(HOTEL) YOYOGI PARK
所在地:東京都渋谷区富ヶ谷1-15-2

(IGNITE編集部)

※ URBAN RECHARGE:都会のくつろぎと刺激を同時に愉しみ、明日のエネルギーへとつなぐこと。
-TRUNK(HOTEL) YOYOGI PARK ウェブサイトより-