東京ヴェルディ所属のインドネシア代表DFプラタマ・アルハンは、今季限りで契約満了により退団する模様。韓国1部・水原FCへの加入が濃厚と、海外で報じられている。
現在21歳のアルハンは、昨年2月にインドネシア1部PSISスマランから東京Vへ完全移籍。インドネシア屈指のタレントとして注目を浴びていたが、来日1年目の2022シーズンはスタメン出場したJ2第25節・栃木SC戦をのぞき、全公式戦でベンチ外。今季も天皇杯2試合で先発出場したものの、リーグ戦では1試合の出場にとどまっている。
インドネシア『BOLA.NET』は、アルハンと東京Vの契約期間が今季終了後までと報道。今年4月には、タイ1部ムアントン・ユナイテッド移籍の可能性が現地で取りざたされていた。
アルハンが東京Vで厳しい立場に置かれる中、韓国メディア『スポーツ朝鮮』は韓国サッカーの移籍市場に精通した関係者から独自に入手した情報として「水原FCがフリーエージェントであるアルハンと大筋合意に達した。細部についても近日中に決定する予定だ」とリポート。
これによると、水原FC幹部は東南アジアのマーケティング戦略に注力する中、インスタグラムのフォロワー数が約600万であるアルハンに白羽の矢を立てたとのこと。「水原FCはアルハンに対して出場機会を与えて成長を促す考えだ。彼も水原FCのプロジェクトに満足感を示し、韓国行きを決断した」と、選手サイドに意向も伝えている。
水原FCは今季、韓国1部リーグ第31節終了時点で8勝5分18敗と全12クラブ中10位に低迷。かつてジェフユナイテッド市原・千葉でプレーしていたFWリカルド・ロペスや、バルセロナ下部組織出身のMFイ・スンウが在籍している。